みなさま。ご無沙汰しておりましたが、
いかがお過ごしでしょうか?

昨年は絵を見て感じることから自分を知る会をイベント形式で開いてきましたが、今年は個人の方向けにその人自身を深く知るセッションとしてはじめようと考えています。

まずは、なぜ絵を見て感じることから自己を知るセッションをはじめるようになったのかを振り返りたいと思います。

今思えば、3年ほど前にパニック症候群とうつを発症した時に精神科医でありカウンセリングの主治医の先生から薬は使わず治療方法の一環として五感を使って喜びを見出す行動をひたすら続けてきたことがはじまりでした。

例えばすごく綺麗な星空を草原で眺めていた思い出を蘇らせるのに、その時どんな季節でさむいとか暑いとか、またどんな匂いがしたかとか、風や草の感触をありありと思い出したり、
美味しいものを食べた時の一緒にいた人やシチュエーションを感じるなど、発症直後から辛い時はとにかく五感を使って嬉しいことを思い出すことを繰り返すように言われてきました。



日ごろシータヒーリングを学び心の整頓の癖ができていたためか、幸いなことに自分に起こっていることを冷静に客観視でき、記憶障害やずっと不安に苛まれることや絶望感に襲われるたびに意識して感覚を蘇らせるリハビリ一つをひたすらこなすように意識をコントロールすることができました。

また、心や体がバラバラに感じられらる恐怖感はあるのだけれど、心の奥にある魂だけは守られていて壊れない不思議な体験をしました。


主治医の先生には「心のため池を満たしなさい。」とよく言われていました。最初何を指しているのかよくわかりませんでしたが、最近は心のエネルギーを自分で満たすことだと理解しています。

病気になるまでは問題を頭で考えたり本やネットで知識を得て分析するやり方で自分を深めることが性に合っていると思ってずっとやってきましたが、思考でできることや範囲の限界をその時に知り、感覚を研ぎ澄ますこと=直感の大切さを身をもって体験した日々でした。

そして症状が軽くなるにつれて、しなければならないことをするのではなく、自分がその時に興味を示したり楽しそうだと感じることを行動してつかんでいくやり方へ変えていくように言われて、そこから新たな自分を探す旅がはじまりました。

星占いやオーラソーマで自己を知る、エネルギーを整える、マルンガイを飲む、ヨガや運動を始める、カウンセリングの勉強をする…etc


その時の自分に必要なことを一つこなすとまた次の新しいことが出てきて、またそれをこなすと…といったようになんとなくこれをした方が良いと思う事をひたすらやり続けて3年が経ち、ようやく不安から解放されて楽しみながら生きる、希望を持つ感覚と共に自分のやりたいことを考えられるようになるまで症状は改善しました。

今思えばその時に必要なことや深い悲しみを癒す方法へと導いてくれたのは、なんとなくこうしたほうがいいとおぼろげに感じる直感であり、ひたすらその声を聞きそれに従う治癒期間だったと思います。

2へ続きます。





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