〈新・事例集〉へと繋がった〈旧・問答集〉のとき、動かせない障害物の動かせる場合を区別するべき、そう聞かされていました。
そして2020年の新ルール、〈①異常な状態の回復=委員会の確認を得る〉・〈②明らかに元あったと思われる状態ではない場合=直せる〉、この様に分けて示されました。
〈②明らかに元あったと思われる状態ではない場合〉は後日の掲載と致しますが…
〈①異常な状態の回復〉としては、OB杭、ピン、予備カップの傾き、ネットのたるみや留め具のはずれなど、同類の動かせない障害物が、いつもと違った異常な状態で、それを回復する場合(改善)を指します。
お寄せ頂いたお話しをここに纏めます。
コースサイドから、管理徹底を行っていて、まず不具合は起きないと思っている。この項目は無用のルールと考えたいとの談もあり。
また、十分な管理を行っていても、何か不可抗力的な事象で、改善したい事も起きるかも知れず、確認があった時には、公平な判断をしたいとの談もあり。
何も傾いている事なく、コース内の不具合などなければ、何も問題はないのですが、万一異常な状態があり、それを直すとき、委員会の確認を!、としなければどうなるのでしょう。
本来動かせない障害物なのに、簡単に触れてしまう現象も起きてしまう可能性もあり。
行う人、行わない人があっては、公平性の問題もあり。
しかし実際のところ、何か異常な状態があり、そこにボールが行ったとき、委員会の確認が取れるものでしょうか?
競技委員が待機するゴルフ競技などと違い、また委員の認識のバラツキなど、なかなか都度の確認は難しいと言えます。
ならば、異常な状態があれば事前に直して良いと発表する事は?…
競技委員会サイドからすると、万一の異常な状態に備え、事前に直して良いと告知する事は、違反を誘発させる可能性もあり、やはり公平性の観点、また何よりも、規則無視の大会規定となり得て、それはできないとの談もあり。
大会が進行した中で確認をと言われても、進んでしまった組への配慮と公平を考え、直す事を了承する訳にはいかないとの談もあり。
OB杭が傾いた状態であるかないかにかかわらず、微妙な判定の時は糸を引いて確認しているとの情報が数件あり、また、傾いたOB杭を戻して見ると接地部では杭が若干移動するとの談もあり。
傾いたOB杭を起こしたらセーフかもしれない、でも勝手にはできない。
こうした時は?…
前に行った人が足を引っ掛け、OB杭が傾いていた時は?…
前に行った人が踏んで予備カップが傾いていた時は?…など。
結論は、ボールがそこにあったとき、委員会の確認を得て行う!、同伴者の確認や協力で行ってはいけない!、こうとしか言えず、確認が取れなければそのままで行うしかない。となります。
プレーヤーサイドから、異常な状態の回復規定があるものの、ボールがそこにあった時、何があっても動かせない障害物に触れる事はしない、誰かが代わりに改善しようとしても、本人または周囲が制止するべきでしょうし、また、委員会の確認を!、とあっても、そうした事はやるべきではないと思っていて、元あったと思われる状態ではない場合を除き、常にあるがままと考えて臨んでいる。などの談あり。
また、公平性の観点で言えば、実際のところ不公平は起きている事もあるとの内容で、ボールがそこに無ければ誰が直しても良い訳で、通過する時に直せば、その前の人たちは傾いたまま、以降の人たちは問題無い状態、不公平は生まれている可能性もあるとの談あり。
多くのご意見を頂き感謝申し上げます。
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