『傲慢と善良』という映画を観てきました。

 

 

 

映画を観に行くときって、

単純に面白そうな映画やなぁと興味を引かれるものがあったり、

原作のファンだったり、

好きな俳優さんが出演してたり、

物語の舞台が好きな場所だったり、

そういう何かきっかけがあると思うんやけど、

この映画を観に行ったきっかけは、ある『駅』が見たかったから。。。。

 

原作者、辻村深月さんの他の小説は読んだことあるけど、この話は読んでないし、

主演はジャニーズのアイドルグループ?の人やったり、

内容も婚活アプリで知り合った若い男女の話とかで、

この『駅』に出会ってなければ、私が観に行くような映画じゃないと思うんやけど。。。

 

 

不思議な縁があったんです。

 

今月のはじめに1泊2日ですが、長崎旅行に行ったんです。

島原観光して、雲仙で温泉入って。

 

で、2日目はイルカウォッチングして、大阪に帰ってくるはずやったのに、

天気は良かったのに強風でイルカウォッチングが中止になってしまった。

 

そもそも長崎旅行自体も3日前とかに航空券買って、

どうしても行きたいとことやりたいことだけ決めて、

あとは行き当たりばったりの旅行やったかったから、

当日急にイルカが中止になって、今から何しよ?どこ行こ?ってなったら、

自然と鉄道を求めてしまい・・・・

 

2日連続で日本一海に近い駅ともいわれる大三東駅を訪問したり、

その他の長崎の海の見える駅や、フルーツバス停などではしゃいでいたら・・・

 

列車追いかけてたら、気付いたら佐賀県まで来ていた。

長崎旅行・・・しかも島原旅行に来たはずやのに。

 

そして、たまたま国道の脇にチラっと見えた木造駅舎を見逃さず、

「今、なんかめっちゃええ感じの駅あった!」とUターンして訪れたのがこの肥前七浦駅。

 

素敵でしょう?

 

 

 

 

絶対誰もおらんやろと思ってたのに、結構人がいた・・・

 

 

 

 

そして駅舎に足を踏み入れた瞬間に

「聖地へようこそ!!」と地元のマダムが出迎えてくれた。

 

 

「???」

 

 

聖地って何?どういうこと??

 

そう。

 

ここがこの映画『傲慢と善良』の撮影地だったのでした。

 

 

マダムがこの映画についてのチラシみたいなのをくれて、

この映画のラストシーンはあの場所で撮ったのよ。とホームを指さしながら説明してくれた。

 

加計呂麻島とかでもここは寅さんの映画のロケ地ですよとか

和深駅もここで映画撮影しましたとかポスターみたいなのが貼ってたり、

モニュメントがあったり、全部過去の映画のことやったけど、

なんとこの映画は只今絶賛上映中やというではないか。

 

 

 

 

主演俳優さんが人気者やから、わざわざ撮影地訪問するファンの人もいるのかな。

若い娘さんとその親御さんとか、それっぽい家族連れとかもいました。

 

 

 

 

これもなんかの縁やし、観に行こうや。と相方を誘うが、

映画のポスターを見て、絶対寝てまいそうな映画やからイヤ。と一度は断られた。

(相方はいつでもどこでもすぐ寝るので、暗い映画館では絶対に寝てしまう)

 

 

 

 

でも帰りの機内でもらったチラシを読み、

家に帰ってからこの映画の予告編にこの駅がチラっと映ってるのを観て、

後日、しぶしぶながら一緒に映画に付き合ってくれた。

 

 

 

 

 

 

この駅が登場するのはラスト数秒程度なんかな。と思ってたけど、

意外にも結構何回も出てきてなんか嬉しくなった。

 

 

 

 

ちなみに相方はNO MORE映画泥棒ムービーの時点でスースー寝息を立てて寝てたけど、

映画が始まった瞬間に叩き起こすと、最後までちゃんと起きて観てました。

ウトウトでもしてしまえば、一瞬しか映らないかもしれないこの駅を見逃してしまうという危機感があったのでしょう。

 

中年女の私は、

おとなしそうやけど実はしたたかな女が、

世間知らずで優柔不断の小金持ちのボンボンを掌の上で転がす話やなと。

 

相方も

あんなイケメンの金持ち男は婚活せんでも結婚できるやろ。と。

 

チラシとか予告を見た感じでは、

主役の女の子にはもっと想像を絶するようなヤバイ嘘と、

闇のようなエグい過去があって、もっとミステリー要素が強いんかと思ってたけど、

割と現実的な内容で、このような駆け引きは現代の世の中にはありそう。知らんけど。

 

まぁ好き勝手な感想言いつつ、

あの駅が見たくて観に行った映画に、あの駅が何度も出てきて喜んでました。

 

肥前七浦駅で出迎えてくれた、あのマダムのプロモーション能力すごいわ。

 

 

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