ガラス張りの高層ビルの中にいた。
60階以上は、あるだろうか。
その中は、かなり人がいた。

フロアを歩き、ふと窓を見ると、燦々と輝く太陽が真南にあり、下を見たら、綺麗な海が見えた。

見事な風景を間近に見たくなり、地上階に降りようとエレベーターのボタンを押した。

ちょっとしたら、エレベーターの扉が開いた。
おっ?
慌てて、足を止めた。
リフトが無い!

ビルの鉄骨が見えるだけ。

危うく落ちそうだった。

諦める訳にはいかない。

覚悟を決め、鉄骨を伝って降り始めた。

しかし、下から柔らかい風が吹き、鉄骨を持つ手をはなしたら、宙に浮かんた。

フワ~と浮かぶと、ビルの上を越し、上空高く飛んだ。

上からみる海は、更に輝いて見えた。