初老に入った僧侶(禅宗)が、忙しくしていた。
元々、落ち着きの無い性格か、僧侶が住職を務める古い山寺の境内を、所狭しと走る。

やがて、用事があって寺を出た。
山々を、ひょいひょいと駆けて行った。

目的地の屋敷に着いても、疲れ知らずに用事を済ますと、行きと同じ様に山々を颯爽と駆け、寺へ帰った。