(1)http://ameblo.jp/sarunosuke/entry-10026862576.html


作家は、田舎の町へ着き、町はずれのコテージを一軒借りた。

図書館にも近いので、作家はここを気に入る。


その夜に、町長の晩餐会へ招待された。

そこで、作家は町長一族や、保安官夫婦、カフェ経営者の老夫婦、医師一家等と挨拶をする。

皆どこか陰を背負った感じを、作家は受けた。


町の住人も、作家の印象が違うことに戸惑いを感じていた。

噂では、暗くて内気な性格だと聞いていたが、実際の作家は明るくて外向的でマラソン好きの人間であった。


晩餐会は恙なく終わり、コテージへ帰るときに保安官夫婦が車で送ってくれた。

町のことを色々と教えてくれる穏和な保安官と、優しく美しい妻との中は、とても良く、作家は2人の中に光を感じて心のどこかでほっとした。


コテージに着いて保安官夫婦の車を見送った時に、作家は寒気がするほどの視線を感じた。

辺りを見渡しても、誰もいなかった。