恐ろしく耳が遠い女VS恐ろしく声が小さい男 | Life is just a bowl of cherries!

Life is just a bowl of cherries!

三大欲求に忠実な「死ぬこと以外かすり傷」が座右の銘の爆裂能天気ポジティブ女。
恋活・婚活と好きなもののことを書きます。
得意なことは誘い笑い、苦手なことは恋愛です。

こんばんは!

また間が空いてしまいすみません~!

やりたいことが沢山ありすぎて、何からやっていいか分からなくて、何もせずに幾日かが経ちました。


日常生活にタイムキーパーが欲しい。
私の人生ロスタイムだらけ。


さて、今回の内容は、
皆さん大好きKOCです!!!


だいぶ前のクソから時間たってしまいこちらもすみません。
(KOCのKはくせ男の頭文字なんですが、もうクセとか言ってられないレベルでみんなクソ野郎なんでクソ男コレクションに改名します)

今日紹介するクソ男は、
スーパーウィスパーボイスの持ち主です。

彼とは何で知り合ったかあんまりハッキリ覚えてないんですが、コブクロ好きっていう共通点があって出会ったので、多分SNSかなんかだったと思います。

駅の改札前(何口かまで指定あり)で待ち合わせしたんですけど、私は待ち合わせ場所に10分くらい前についたんですね。

でも時間通りに来ない。
待てども来ない。
待ち合わせ時間になっても。

それからさらに10分くらい待ちました。


初めて会うことになってたんで、服装の特徴とか言ってたんです。〇〇(店)の前にいるからーってラインもして。

でもなかなか現れない。
現れないけど、私は途中で気づいてました。待ち合わせ時間の5分前くらいから、視界の端にチラチラ映る挙動不審な男性に。


たぶんこの人と私は待ち合わせをしてるんだろう。でも相手は私に外見の特徴を伝えてないので確信はない。でも誰かと待ち合わせていることは確か。緊張して声掛けにくいのか。めっちゃこっち見てる。チラチラみてる。80%、いや90%こいつだ。


と思って待ってました。
それから15分。


やっと声をかける勇気が出たのか、
視界の端にチラつく男が近づいてきました。


「ぼそっ」
(「あの、すみません〇〇さんですか」
みたいなことを言ったんだと思うたぶん。だって初対面だもん最初にたしかめるよね?)


「え??」



完全に聞こえない。「ぼそっ」ってしか聞こえない。むしろ(ぼそっ)って感じ。なんて言ったか想像して(ぼそっ)って聞こえたレベル。蚊より静か。むしろ無音。雑踏にかき消されてる。しかも私は耳が遠い。あとたぶんこの人の声、私とλ(波長)が合わない。聞こえない。聞こえない~!

おろおろに付き合って30分近く待たされた上ファーストコンタクトが

「ぼそっ」
「え?」


コントかよ。

初対面なのにここまで顔近づけるー?ってくらい相手の口元に耳を持って行って聞き返したところ、私の名前を確認してました。
なので「そうです!初めまして!」みたいな簡単な挨拶を返し。

なんとかなりました。ふぅ。

そのあとご飯食べよう!ってなったんですが、彼の行きたかった店が空いておらず、焼き鳥屋に。

「いらっしゃいませー!」
「あいよー!生一丁ー!!」

元気!!!店員さんみんなLOUD VOICE!!


彼の声は店員さんには届かない。だって他の店員さんがめっちゃ元気よく接客してるから。

私が2名入れます?と尋ね席へ。
この段階で彼の自尊心を傷つけていることを私は知りませんでした。

通されたのはL字型の席。いわゆるカップルシート的な。

「何食べます?」
「何飲みます?」

色々聞くがぜんっぜん聴こえない。店員さんの無駄話と隣のお客さんのオーダーと遠くから聞こえる「ぴんぽーん」ばかり聞こえる。

もう食べたいもの指さしてくれ。

とはさすがに言えないのでなんとか予想と微かな音(?)を頼りに注文を終えました。たぶん彼が食べたかったもの2割くらいしか頼めなかったと思う。

この時点で耳をそばだてることに疲れ果て、もう話をする気も聞く気も失っている私。でもご飯は食べないと終われないし、彼はコブクロ好きだからカラオケ行こう!と誘ってくれたんです。だからそこまでは耐えねば。

とようよう会話を続けました。

途中出来た焼き鳥を運んでくる店員さんの声や店内の騒がしさにかき消される電波の悪いラジオのような彼の声。チューニングしながら必死に砂嵐をかき分けオールナイトニッポンを聞く深夜の学生の気分で彼の音を聞き。(でももう二度と頑張りたくない)

なんか聞き返しても会話は聞き取れない。
他の席より近いはずのカップルシートなのに。

なるたけ「はい」「いいえ」
で答えられる質問をして、それでも分からないものには全て愛想笑い+「なるほどー」で切り抜けました。

以下必死に聞き取った彼のスペック。

・年は同じくらい
・システム的な何かを作る仕事をしている(SE?)
・趣味仕事、仕事仕事、特技仕事、休日は仕事に役立つビジネス本を読んで過ごす
・自炊はしない、家の冷蔵庫にはお茶のみ
・醤油もマヨネーズも油も鍋も持っていない
・欲はなく決して怒らずいつも静かに笑ッテイル

宮沢賢治?


私宮沢賢治と1対1合コン?と内心思いつつ、

その後コブクロ歌うカラオケに行きました。


彼、声がめちゃくちゃ低くて、余計に聞き取りづらいんだなーってことをここで初めて知った。

だってほぼ読唇術で話きいてたし。
自分の意外な特技を知れてよかった。

あと言えなかったけど、カラオケでは歌う時以外にもずっとマイク握ってて欲しかったな。


まず声が聞こえない時点で無理すぎたので、彼とはこのカラオケの後別れ、メールの1つもせずに今に至ります。(1年くらい前の話)

彼も多分私が耳遠すぎて無理だったと思う。

とりあえず彼と会ってから3ヶ月くらいは、私の好きなタイプは「声が大きくて通る人」になりました。(今は違うよ。声聴こえるは条件ですらなかった)

歴代KOCで1番声小さかったし欲望から遠かったし私と合わなかった人でした。

しかも1番ないわーと思ったのが(ウィスパーボイス以上に)、
コブクロ好きとか言っといて「桜」
「蕾」
「流星」
「ここにしか咲かない花」
「君という名の翼」

~完~

だった所。


いや、好きには違いないだろうけどそれはない。
人生半分以上コブクロと過ごしている私としてはちょっと腹たったくらいだわ。
「いまハマってる」
とか
「有名な曲は歌える」
とか
言って欲しかったわ(もしかしたら言ってたかもしれないけど聞こえてないから言ってないのと一緒)


いまどんな生活してるのか分かりませんが、「仕事が恋人」って言う言葉が1番似合う宮沢賢治でした。

玄米と少しの野菜とか食べてんのかな。
健康で長生きしてくれ。と願うばかりであります。