荷物が増えてしまう僕にとって、ザック選びはいつも悩まされる課題。
とはいえ、選ぶ第一基準は「予算」。これはすべての山どうぐについて言えること。
雑誌で見るかっこいいアイテムはほしいけど、コスパは大事です。
■日帰り&タウンユース
【Gregoly Kalmia28(グレゴリー カルミア28)】
※左の小さいバッグはPaaGo(パーゴ)のカメラバッグ「フォーカスL」です。
このサイズはほとんど登山では使いません。
雨具、ツェルト、ファーストエイドに食べ物などを入れるとパンパンになってしまいます。車でアプローチして登山に不要な荷物をデポできる場合には使いますが、まだ1回しか登山では使っていません。
下のほうが細くなっていて、上が大きく開いているので荷物は入れやすいです。下のほうに荷物がたまってバランスが悪くならないのもいい点です。
さらに、背中側に書類を入れられるポケットがあるのでシティユースにも便利です。ハイドレーションの入れるところもあります。
ただし、下が細いので自立しないのが結構弱点。
日帰りならこのぐらいの荷物で手軽に行きたいですね。
■日帰り~山小屋1~2泊
【Gregoly Breeze35(グレゴリー ブリーズ35) 】
いつ買ったのだろうか…?ある年の誕生日に妻が買ってくれました。
ネットで検索したら誰かのブログに書かれた記事が2004年だったのでいまから10年ぐらい前になるんですね。
その人のブログにもあったのですが「背負い心地はいいけど、使いづらい」んです、さすがグレゴリーだけあって背負い心地は最高です。
色もデザインもすごく気に入っています。
しかし、ボディが細身でタテに長いので上手にパッキングしないとバランスが崩れます。35リットルにしては荷物が入りません。
また、背面のメッシュポケットが入れづらい。たくさん入れるとメッシュが凸凹してかっこ悪い。この写真でも水筒が落っこちそうです。
逆に、スリムなザックだからこそ綺麗にパッキングしてカッコよく背負いたいザックです。
【Montbell(モンベル) チャチャパック45】
2013年モデルです。
最近では一番使用頻度の高いザックです。
横幅も広いのでガッツリ詰められます。
背面のポケットが小物や地図を入れられるのでとっても使い勝手がいいです。
モンベルのザックに採用されている「スーパーウィッシュボーン」っていうのはただの太い針金みたいでグレゴリーと比べるとだいぶ不安に感じるのですが、実際に山で背負っていて不安定さを感じたことはありません。さすがモンベルです。
写真は雪上訓練の際の日帰り装備を入れたものですが、山小屋泊まりから日帰りの雪山まで幅広く使えます。
<白馬岳山小屋泊2日間>
僕は一眼カメラを持っていくし、さるま~た登山隊では「隊長<食糧班」としてたくさんの荷物を持っていくのでこのぐらいの容量が安心します。
■テント泊縦走用
【Osprey(オスプレー) イーサー60】
このザックを選んだ理由は
1.コストパフォーマンス
2.ポケットの充実さ
3.背面のファスナーからアクセスできること
です。
本当はグレゴリーのトリコニ60なんかがほしかったのですが、とってもお高いのであきらめました。久しぶりに登山を始めて、登山グッズがずいぶんリーズナブルになったなぁと感じた象徴的なものがオスプレーでした。
機能充実でとっても便利です。
ただ、当初のポイントだった背面ファスナーからのアクセスは、ザックの中に防水バッグを入れてしまうのでまず使うことはありません。
バックパッカーで海外旅行をする人はこんなタイプのザックを持っていたのでちょっと憧れたんですけどね。(実際はもっと違いますが)
槍~穂高の縦走の際には総重量20キロオーバーで大キレットも越えてきましたが、ザックの大きさに油断しないでもっと荷物を減らさないと、ちょっとバランスを崩したらあの世行きです。実際、大キレットを歩くときは頭より高い位置までザックに荷物を積んでいると上を向いたときにヘルメットが当たるし、サイドに三脚をつけていると腕を横に振るとぶつけて怪我するし、危険がたくさんです。
買った当時は雪山なんてする予定がなかったので気にもしなかったメッシュポケットや背中のメッシュ構造は、雪山には不向きなんですね。
いまさら後悔しても仕方ないのでこれで雪山にも行きます!