平野ひかる卒業(2)の続き

 

2023年4月12日、ついにこの日がやってきた。
平野ひかる卒業公演当日、卒業発表の頃はまだ先だとおもっていたのに、あっという間に月日が流れたなぁ。
いつもの遠征に比べると、準備がもたついて、足取りも重い。
虹の列車よ。今日だけは時刻通りじゃなくて、遅れてきてもいいんやで。

そう言いながらも、いざ出発すると私はかなり張りきっていた。
長かったコロナ禍は明けつつあって、劇場公演ではコールが可能になっていた。
私は2017年の初イベントの頃から、ひかるんを大きな声で応援してきた。
雫公演も4年くらいやってるし、コールは完璧に覚えている。
今回は集大成のつもりで、ひかるんに直接大きなコールを届けたい。
だから当選した時は本気でホッとした。

昼過ぎには秋葉原に着いて、続々到着するひかるん推しと挨拶したり思い出を語ったりしているうちに、開場の時間が来た。
8Fに上がってプレゼントやファンレターを納めて、当選番号を見せてチケットを購入して、記念に壁写を撮影。
1年ぶりくらいのルーティンを終えてロビーに進むと、お揃いのTシャツを着た人たちがゾロッと待ち構えている。
ひかるん推しの人達だ。さっき挨拶した人もいる。
「お願いします」「頑張ってください」言葉を交わしながら、今日の配布物を受け取った。

中にはパンフレットが入っている。ひかるんの活動の歴史が6年以上に渡って、全部綴られていて、各メンバーとのツーショット写真もある。
表紙は成人式(20歳の集い)の晴れ着姿のひかるんでめっちゃかわいい。
そういえばスタンドフラワーも晴れ着の色だね。ひかるん推しなら見た瞬間にわかる。
客席に入ると壁に横断幕が見える(劇場内なので写真は撮れなかった。ひかるんのインスタを見て下さい)。
本当にどれを取っても過去一に気合が入っている。こんなの1人じゃ出来ないだろう。
各々に想いを込めて頑張った人がいるんじゃないかな。

 
 

私のビンゴは12巡目。座席と立ち最はほぼ埋まっていて、仕方ないから立ちの2列目に並ぶ。
床面の足跡マークの上に立つので、立ち最の方の間からステージはよく見える。
ひかるんのポジションは、観るならセンブロの下手寄りがいいと知られているから、周りにひかるん推しの知った顔がたくさんいる。

お揃いのTシャツが最前に並んでいる。
みんなで頑張ろうぜ。テンション上がってきましたよ。

影アナはもちろんひかるん。
みんなで「はーい」と元気に応えるところから声が大きい。
そしてOvertureが流れて、ペンライトが一斉にひかるんの推し色(黄色と赤)に変わる
劇場の幕が開いて驚いた。ひかるんピンク髪やんか!

みんなが推しを呼ぶ声が飛び交う中、私も全力でコールを始めた。
「ひかーーっ、行っくぞー!」
一曲目「蕾たち」のイントロが流れて、平野ひかる卒業公演が始まった。

 

平野ひかる卒業(4)に続く