2023年2月13日、午後にひかるん(平野ひかる)が755でShowroomの予告と共に「私からお話があります」と連絡した。
このパターンは...とひかるん推しの皆さんも動揺したが、騒ぐ暇もなかった。
平野ひかる卒業発表、4月30日のチーム8 9周年活動休止コンサートを最終日にするとのこと。

話は遡って前年10月、コンサートでチーム8の活動休止が予告され、その後敬愛する岡田奈々が卒業発表して、ひかるんにとって深刻なほど悲しい出来事が続いた。
ひかるんのデビュー6周年、成人式(20歳の集い)、誕生日とShowroomでお祝い配信をしたのだが、配信中泣き出す場面が多かった。
ひかるんはファンのコメントがやさしくてとは言っていたが...
泣くということは、何か思い通りにいかない悔しいことがあるんだろうな。それもかなり強いことが起こっていると思われた。

オンラインお話し会で「これからはAKB48の石川県代表だね」なんて言ってもひかるんには届いていない感じがして、何か言いたそうな顔をしていた。
そんなお話し会の翌日、まだ都内にいる間に運営さんと話し合ったのだろう。
2月13日卒業発表、多くのファンが衝撃と悲しみに倒れた。

私はというと、意外に冷静だった。
アイドルなんて永遠じゃないから、いつかこの日はやってくる。
だからいつも全力で応援したし、自分のやってきたことに悔いはない。
「推しは推せる時に推せ」と言うけどそんなの当たり前じゃないか。
私はひかるん休養中の推せない時でも、推しごとに力を入れてきた。
だから今さら後悔なんて絶対ない。

卒業公演いつだろうとか、みんな大丈夫かなとか思いながら、ネットで他のメンバーやファンの反応を見ているうちに。
いつの間にか涙がボロボロと出ていた。なんでだろう?
ひかるんの悔しそうな顔が浮かんだ。
本当はまだ卒業したくないだろうな。
もっとやりたいこともあっただろうな。

俺たちだってそうだよ。
まだ卒業しないで欲しい。
もっとアイドルを続けて欲しい。
やめないでくれ!という心の叫びが一晩中、頭を駆け巡った。

悲しみの夜を終えて、翌朝、ようやく闘志が燃え上ってきた。
6年間のひかるんを応援する日々は本当に楽しかった。それなのに!
悲しい気持ち、悔しい気持ちのまま、ひかるんを卒業させてたまるか。
同じ気持ちの人は多かった。
SNSやLINEを見てると、ひかるん推しが次々に立ち上がる姿が見えてきた。

ひかるんの最後の花道、飾ろうぜ。
ひかるん推し最後の戦いが始まった。
それはAKB48 チーム8のひかるんと過ごす最後の時でもあるのだ。
 

平野ひかる卒業(2)に続く