ドロールールとは、統計的にみて、
勝ち負けが一緒になり、
結果として負けない状況を作り出す
ルールのことです。
一見すると、難しく感じるかも知れませんが、
難しいものではありません。
相場の世界では、明日、株が上がるか下がるかは、
50%:50%というのが、定説になっています。
つまり、誰も未来を予想することは
出来ないことを表しています。
そこで、50%:50%の状態なら、
もし仮に株を買うとして、
価格が5%上がったら利益確定、
価格が5%下がったら損切り、
というように設定して、一定期間行うと、
勝ち負けはほぼ一緒になると考えられます。
つまり、これがドロールールなのです。
また、利益確定を10%、
損切りを5%としたらどうでしょうか?
実はこれも、ドロールールと言えるのです。
利益確定を10%に上げると、5%の時と比べると、
到達する確率が低くなります、
結果10%で利益確定する確率1/3になり、
損切り5%は2/3になりますが、
収益はイーブン、つまりドローです。
何を伝えたいかというと、
明日の相場が50%:50%と仮定するなら、
そこで決めたルールは、
基本、ドロールールになるということです。
さてさて、肝心なのはここからです。
一般的に株式投資で時間をかけるのは、
銘柄探しといわれています。
その銘柄探しに、テクニカル指標をつかったり、
または、会社情報等を調べてたりします。
そして、決断して株式投資をするのですが…
個人投資家の80%の人は負け組といわれているのは、
なぜなのか?
それは、このドロールールが欠如しているのか、
または、常にルールを変更しながら行っているのか、
どちらかなのです。
『このテクニカル指標で仕掛け時のサインが出た!!』と
仕掛けた時に意に反して、逆の動きが出た時に…
『そんなはずはない!! かならず戻る!!』と、
根拠のない思いこみで
損切りラインを超えても保持、結果、大きく負ける。
これなんかは、ドロールールが欠如している
パターンの典型です。
ドロールールは一定期間は同じルールで行わないと、
結果が平均してきません。(短くても3カ月以上推奨)
ルールを守って一定期間行なえば、
少しのバラツキがあったとしても、
基本は負けなくなります。
つまり、裏を返せば、どんな銘柄を選ぼうが、
ドロールールをしっかり守れば、
負けないという理論なのです。
さぁ、そこで、負けないために株式投資を
行っている訳ではないので!!
儲けるためには、プラスαが必要になり、
ここで初めて、テクニカル分析や
投資手法が必要になってくるのです。
負けないためには、ドロールール。
勝つためには ドロールール + α
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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