先のpartで6000兆円のームレスマネーを
ご紹介しました。

今日はこれらのお金は、世の中で
どう動くのかをご紹介しましょう。

■大きなお金は4つの大きなに行く

大きなお金は、その資金を受け入れて
くれるところをまず探します。

その受け入れ先になっているのが、
国債、為替、原油、株の4つです。 


国債は主にG5、アメリカ、イギリス、
ドイツ、フランス、日本の国債を買い、
他に中国やブラジルなどの
エマージン諸国の国債も買われます。

そして、これらを買うためには、
各国の通貨に交換しないと
いけないので、為替にお金が
貯まります。

そして次に、原油です。

原油はドルとしか交換できない
仕組みになっていているので、
ドルを買い原油を買うことになります。

そして、最後に株式です。
これもメインは米国市場ですが、
日本やドイツ、イギリスなどのG5と
上海、香港市場も含まれます。



■大きなお金は買い持ち

大きなお金の特徴は、基本、
ボラテイリティー利益(価格の差)を
目指していません。

大きなお金は、安全な金利で資産を
増やそうと考えているのです。
ですから、彼らが持つポジションは
買いのみになります。


■大きなお金の性格

金利差益をメインに考えている
大きなお金は、極端にリスクを
嫌います。

そのため、リスクヘッジとして、
分散投資になります。

国債も数カ国、為替も幾つかの通貨、
株式も数カ国、それと原油です。

そしてこのリスクを嫌う大きなお金は、
少しでも危険を察知すると、
素早く動く性格をしています。

少しでも安全に資産が守られるように、
そして少しでも資産価値が
有利になるようにと、移動していきます。

この動きが世界経済の動きの源に
なっているのが現代です。

■大きなお金は裁定取引

あなたは、こんな話を
テレビニュース等で聞いたこと
ありませんか?

『円が高くなると、日経平均は下がる。』

これを聞くと、輸出する業者の
製品が円高で高くなるので、
競争力が落ち売れなくなる。

当然、日本は輸出に頼っているので
日本株は下がるなんて、
一昔前の考え方をしている人は、
いないですか?

でも、ほとんどの輸出業者は既に
海外にも拠点を持ち円高対策を
施していて、

為替の影響をうけないように
しているのです。

では、なぜ、円が高くなると、
日経平均が下がるのか?

その原因は、大きなお金達の
動きが引き起こします。

大きなお金達は、当然のように
米国株、日本株をそれぞれ、
ある配分で持っています。

そこで、考えてみましょう。

1ドル 120円の時、

米国株の一株1$を1000株、
日本株の一株120円を1000株を
持っていたとします。


1ドル×1000株
1000ドル(円換算:120,000円)


120円×1000株
120,000円(ドル換算1000ドル)



そして、円高になり、
    ↓
1ドル 110円になりました。

すると次のような動きが出てきます。

1ドル 120円→1ドル 110円になると

1ドル×1000株
1000ドル(円換算110,000円)


その一方、円は上がったけれど
日本の株価は変わらないとすると

120円×1000株
120,000円(ドル換算1090ドル)


ドルに対して円が上がると、
日本で持っている資産はドルに
対して上がることになります。

この場合、日本株は90ドルの
儲けになります。

そこで、大きなお金の彼らは、
配分調整に入ります。

この儲かった利益の90ドル分を売って、
米国の株を買い増し、同じ比率に
戻して資産を守ります。

株価の利益で儲けるのではなく、
為替差益で儲けるのです。

このような取引を裁定取引と
いいます。

そして、これと同じことが
世界中の主要金融市場で
行われているのです。

これとよく似た例で、
ダウ平均と日経平均の動き方にも
特徴があります。

ダウ平均が上がると
日経平均も上がる。

これは、ダウ平均が上がり利益が
出た分だけを売り、その利益で
日本株を買いバランスを
調整させるためです。

このように大きなお金の流れを
見つけると、経済の予測にも
繋がります。


今日の帝王学でした。
次回は大きなお金が動く、
市場のバランスをお届します。


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