日経平均は連日の暴落で、
1万9千円台を割り込みました。
さすがに今回は、7月始めの
上海ショック時とは違い、
日本の投資家達も狼狽しだし
ましたね。
その原因は
ニューヨークが
下げ止まらないからです。
好調のアメリカ経済を象徴していた
ニューヨーク市場の株高。
世界のどこかで、
問題が起きたとしても
アメリカだけは、踏みとどまると‥
神話は簡単に崩れかけています。
では、なぜ…
簡単に崩れかけているのか…
それは、そもそもニューヨーク市場の
相場が行きすぎた相場だったからです。
ちょっと判りにくいかもしれないので、
日本を例に出して考えてみましょうね。
日本の株式市場は、円高になると
株価は下がり、円安になると株価は
上がる動きを、大抵の場合は、
します。
「それは、日本は輸出に
頼っているから…でしょう?」
なんて、一昔前の考えを出していては
笑われますよ。
そのもっとも大きな理由は、
日本の市場の価値、総資産とも
いうべきでしょうか、
日本市場はある一定の資産価値が
あると、世界で判断されている
からです。
例えば、1ドル/120円の時に、
100万円の価値があると
世界で判断されている時に、
1ドル/100円になった時は、
83.3万円の価値になる
ということです。
つまり、価値は
世界から見てある一定の
水準を維持しています。
だから、為替が変動すると
株価も変わるのです。
さて、今回、アメリカの利上げ
期待、中国経済の縮小と
それに伴う元切り下げ。
また、ユーロ問題の長期化など
ドルは、他の通貨に比べて
高くなっています。
当然のように、アメリカ国内の
資産は上がるのですが‥
先ほどの世界の価値基準に
合わせてみると
ニューヨークの株価は
下がらないと…
いけないところを…
上がり続けていました。
つまり、
アメリカ経済は
ちょっとした、バブルが
起こっていたのです。
今回の続落は、その歪なおしと、
考えられるでしょう。
景気が上手向きだから、
株価が上がる!!
その神話も、世界の歪なおしの
前では、あまり役に立たなく
なっていて、
今後も世界中で起こりうる
問題が、また歪をつくり、
歪なおしに動く…
我々、個人投資家は
こんな現象がそこらじゅうで
起こりうる、
グロバール経済と知っておく
必要があります。
株価を予測して
投資を行う時代は
過ぎ去ったのかもしれません。
歪を理解する
今日の帝王学でした。
(夜の時間にできる投資法)
(夜の時間にできる投資法)
