先日、後輩の起業家のから、失恋の報告が入りました。

「彼女と別れました」
「かなりショックです」
「すぐには、立ち直れそうにありません」

さる爺は、この後輩から、この連絡をもらう2週間前に、
彼から恋愛の相談を受けていたのです。


その段階で、さる爺は、この恋愛の破局も近いことを、
うすうす感じていました。

その最大理由は、彼女との恋愛を、彼は自分の力で
コントロールしようとしていたからです。

いえ、コントロールできると思っていたのです。

もともと若くして独立し起業家になった彼は、
とても自信にあふれていて、目標に向かって
突っ走れる行動力も持ち合わせています。

だから、日常で起こる大凡のことは、それなりに
解決でき、コントロールできると思っているのです。

実は、これが大きな勘違いなのです。

仕事関係で起こる問題などは、自然とある方向に、
ベクトルがかかります。

それは、仕事をこなしていくことは、元請け、下請けに
関わらず重要なことで、その障害になることの解決策は
お互いが必要だと感じているからです。

つまり、仕事で起こる問題は、同じベクトル方向にいく
解決案を提示すれば、上手く行くものです。

このことを、彼は、勘違いしていたのです。


自分は大凡の事は解決でき、コントロールできると。
彼女との恋愛も、自分の力でコントロールできると‥


元々、自分にないものを、相手が持ち合わせていて
魅力的に映ったり、まったく違う価値観に、感激したりして
始まるのが恋愛だともいわれています。


つまり、恋愛は、もともとが計画的に行われるものではなく、
どちらかというと突発的に偶然に始まることがおおく、、
そもそもコントロールできるものではないのです。


2週間前の相談で、彼は、彼女との中である問題を
抱えていました。

そして、さる爺のところへ相談にきたのです。
この時、さる爺としては、少しのアドバイスしか
できませんでした。


なぜなら、相談しにきた彼は、さる爺のアドバイスもそこそこに、
大丈夫です。上手くやります。」と言い出したからです。

結果は、失恋になりました。

きっと、上手くコントロールするつもりだったのに…

恋愛は、コントロールできないから面白い!!ですね。


 さて、これと同じなのが株式投資です。

いくら指標を分析して予想を立てても、
購入した株価の動きをコントロールすることは、
できません。

株価や市場は、コントロールできるものではないのです。

ところが多くの個人投資家は、自分の分析力等に、
自信を持っている人も多く、コントロールできるような
錯覚に陥ってしまいます。

「俺の考えに間違いない!この株はこれからがる」
はい、ここまではいいのですが‥

問題は株を買った後です。
株価が思惑と違って下がりだしても


「俺の考えに間違いない!この株はこれから上がるはずだ」と
いって損失が拡大してしまい塩漬け状態になっていった人を
多く見てきました。

彼らは、まるで、株価をコントロールできるかのような錯覚に
陥っていたのです。自分の析力に!!


間違っていけないことは個人投資家がコントロールできるのは、
うこと、ることの行為だけなのです。


株式投資ではそれ以外のことは、恋愛と一緒で、
コントロールできないのです。


では株式投資で勝つためにはどうすれば良いのか?
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ところで、冒頭に出てきた彼ですが、

毎晩、やけ酒を飲んでいるようで…

まずは、自分をコントロールするところから
始めないとダメですね。


今日の帝王学でした。