さてさて、年度末を迎えて、来週から新しい年度になる
日本!!株式市場はどんな動きをするのか‥注目ですが‥
このところ、お金がアメリカ(ドル)に集まっていて、その影響で日本の株式市場が買われていることに気が付いている人は、まだ少ないですね。
ここ3カ月でお金の動きは、がらりと変わりました。
アメリカ経済が好調なことで、ドルにお金が集まってきているのです。その証拠に、米国債の金利は10年もので1.85%と低い水準で取引されています。
さて、そうなるとどうなるかですが‥
単純に考えるとドルが上がるということになり、円は下がるという形になりますが、世界経済はそんな簡単な理屈だけでは動きませよね。
ここで、一つの仮説を立ててみましょう!!
貴方がユーロを大量に保有していたとして、今その資金を効率的に運用するのはドルがよいということで、ドルを買います。
そして、その買ったドルを持っているだけではもったいないので、米国の株式市場に投入して、さらなる運用利益を狙っていきます。
このことが、最近起こったダウ平均の最高値更新に繋がっています。
しかし、ここで貴方は考えます。ドル高を米政府はどこまで容認するのか‥さらに、米国経済への先行きの不安等などを考えると‥ドルだけを持っていてもダメだと判断します。
そこで、周りを見渡すと好調なのが日本の株式市場です。
よし、ドルのヘッジに日本株を買おうと考え、ドルで円を買いその円で日本株を買う動きにでます。
この動きが最近の為替にも出ていますよね。一時、96円台に入り、一㌦/100円もと言う声さえも聞こえてきましたが、ここにきて円安にもブレーキが掛っています。
また、ここ数年間、ダウが上がると日経も上がり、ダウが下がると日経も下がる方程式も、ここ最近では少しですが崩れてきています。
少しくらいダウが下がっても、為替差益と日本の株式市場の好調な動きで利益が狙えるので、日本市場に留まる動きが大きくなっているのです。
つまり、好調な米国経済のヘッジに、アベノミクスで沸く日本の株式市場を使われていることがはっきり判るのです。
結論として、当分の間、米国経済が好調の間またはドルが強い間は日本の株式市場もそれなりに上昇していくと考えられます。
但し、キプロスの様な経済危機がもう少し大きな影響を持つ国で起こると、世界市場はまた‥混乱する可能性はあるのでそのあたりは注意が必要ですね。
日本の株式市場で運用するなら、
今後もドルと米国債の動きには、注意をしておきましょう!!
米国債の金利が上がりだしたら、日本株も下がり出しますから‥
今日の帝王学でした。
どんな相場でも安定運用‥そして
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