株式投資に興味のある人は最後まで読んでね。
今日の日経平均は、大幅に下げると予想されますよね。
それは、昨日のダウが大幅に下げたからです。
ダウが下がると、日本の株も下がる。
このことは常識なんですが、でも、現在の日本の株価上昇は、
アベノミクス効果により日本経済の回復、景気の浮上期待に
よるものだと多くの人が錯覚していることです。
ここで、少し解説します。
アベノミクスで行っている政策の一つは為替介入です。
円を市場に出して、円安を狙う政策です。
現在、日本の株式市場は、約半分以上が海外投資家で構成されています。
彼らは、当然のようにドルで持つ資産も保有しています。
そんな彼らは円安になるとどう動くのか?
これを理解できると、相場が少し読めるようになります。
仮に1ドル90円とした時に、米国の株1000ドル(9万円)と日本株9万円を
保有していたとします。
円が95円に下がった場合、
米国株は1000ドル(9.5万円)になり、日本株は9万円はドル換算すると
947ドルになる計算になります。
そこで彼らは、利益確定とともにバランス調整するために、
米国株を53ドル分売って、日本株を53ドル分買うという形をとります。
つまり、円安になると、日本の株は買われるのです。
これが、日本の株価上昇の原因です。
今はまだ、アベノミクスによる期待感からくる株価上昇や
経済回復の兆しが見えてきたからの株価上昇ではないことを、
理解する必要があります。
そして、海外投資家の思惑により、日本の株式市場は
動かされていることも頭にいれておく必要があります。
だから、このような状況の中、株価上昇ムードでだけで株式投資を
行うには、やけどを負ってしまいがち。
今の相場は、作られた相場、市場原理に沿っていない相場、
実は難しい相場なのです。
でも、このことさえ理解していれば
チャンスは一杯の相場とも言えます♪
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