投資で資産を大きく築くには、昔から大相場で
儲けることと言われています。
その大相場とは、普段と比べて、株式相場全体が活況に満ちて高騰し、
出来高も大きく膨らんだ相場のことです。
主力株に端を発し、相場全体のムードが盛り上がると大相場となり、
この余波が各銘柄に行き渡って全面的に一段高となっていきます。
上昇トレンドがはっきりして、ブームを巻き起こします。
この大相場で、プロ達は大きく儲けて資産を作ってきたことから
言われる言葉ですね。
さて、問題はこの大相場！！が、いつ来るのか？ということです。
ここ最近は、この大相場になったことはありません。
また、今後も早い段階で大相場を迎えることは難しい状況と
いう認識は、誰もが持っているのではないでしょうか。
ユーロ問題、米国経済の衰退、世界的なデフレ等
明るい兆しは見えてこない状況ですね。
でも、多くの人はその認識を持っていても、相場は瞬時に
変わるからと、いつも大相場に期待してしまいます。
この春から夏は厳しい相場だったので、いくらなんでも秋からは、
かなり上昇するはず！！
なんて、根拠のない希望的観測をして、大相場がくるような
仕掛け方を、ついついしてしまいます。
そして、新たなるショックに襲われ、沈んでいくことになります。
何が言いたいかと言うと！！
大相場で資産をつくる考え方は、当分の間、忘れることです。
それよりも今は、いかにしてショックでも資産を減らさないか
ショックでも儲けられないか！！その方向で考えるべきです。
ショックでも資産を減らさず、儲けることができると…
実は凄いアドバンテージを得ることが出来るのです。
ショックの中でも大きくなくても収益が上がり資産を増やして
いくことができれば…
いざ！！ショックから立ち直る相場！！大相場が来た時に、
貴方は増やした資金を持って臨めるからです。
ほとんどの人が、資産を減らしている状況で！！
今、必要な事は大相場を期待するのではなく、大相場が来た時に
優位にいられる体制を作ることを考えるべきですね。
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