スペインの金融支援受け入れにより、一時はユーロも値を
戻しましたが…
根本的な解決に、なってないことは、市場は理解しています。
市場は売られ過ぎというポジションを、少し修正するタイミングを
見計らっていましたが、スペインの支援受け入れ表明をその
修正に使ったと考えた方が良いでしょう。
いよいよ、これによりギリシャの破綻確率は大きくなり
秒読み態勢に入ったと考えますが‥
皆さんは、どんなシナリオを考えていますか?
ギリシャのユーロ離脱及び破綻するとどうなる?
欧州の銀行が潰れて、その余波が世界を駆け巡る?
こんな記事も週刊誌などでは、大きく取り上げられていますが‥
踊らされてはいけませんよ!!
実際は、それほど大きなことには、ならない!!と
考えます。
その理由は簡単です。
中小企業の1社が多額の債務で潰れても、影響を受けるところが
少ないのと同じで、経済規模がGDP世界32位のギリシャが潰れても、
市場はあまり影響を受けないと考えているのです。
それどころか、今までのようにいつまでもギリシャで足を引っ張られると
ユーロ全体がダメになることを、市場は恐れています。
市場の(お金の流れ)答えは、ギリシャをさっさとつぶせ!!
これ以外に、道はない!!と、いっているのです。
各国の政治家が面子のために、政策をいろいろ模索していますが‥
今回は無理では‥
ユーロ危機は、各国の政策 VS 市場の原理の構図を
鮮明にしていますね。
そう考えると!!
ギリシャのユーロ離脱の発表まで、ユーロは下がり、円とドルが上がり
世界の株価は下がるシナリオを考えておくべきだと思います。
今日の提言でした。