人工衛星が落下して人に当たる確率は1/3200。
このニュースを聞いた時！！ある不思議を
感じました。
NASAがこの確率をどうの様にして計算したかは
わからないですが、ニュースとしては大きく
取り上げられました。
このニュースを聞いたほとんど人が、
『結構、確率高いじゃん！！』と感じたと
思います。
でも、同時に自分にはまず当たらないとも思ったはず。
それでも‥ひょっとしたら誰かにあたるかも‥
それを打ち消すように、世界の総人口（約６９億人）で割ると、
特定の１人に当たる確率は約２２兆分の１ということも
ニュースになりました。
さらに、落下開始の前には、どの辺に落ちるかのも
各局がニュースで流しましたね。
そして、人工衛星は大気圏突入時にほとんどが燃え尽き、
残った残骸は海の中へと消えて行ったと‥
幸いにして人への落下はなく、この1/3200の確率で起こる
想定外の危険は過ぎ去りました。
でも不思議だと感じませんか？
極わずかな人にしか損害を与えない可能性のある想定外の
事柄が大きく取り上げられ、多くの人が関心を持つ。
一方、多くの人の将来に損害を与える可能性が高いと想定できる
ことが、あまり大きく扱われず、多くの人達も関心がない。
現在進行形の世界経済の景気後退により起こりえる大恐慌や
ハイパーインフレや日本の将来のこと。
1/3200という確立とは比較にならないはず。
それを真剣に考えると、個人でできる備えぐらいは
するはずなのに‥
多くの人が他人事のように、関心を示さないですね。
原発の事故と同じように、損害を受けてから準備しても
後の祭り。
私たちに襲いかかる問題は、途中で燃え尽きることなく、
海の中へ消えて行くこともない。
100％の確率で頭上に落下することを認識する
必要があります。
今のうちに出来る準備はする。
連休の真ん中の秋の夜長に、考えたことでして。
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