思いやりの心

以前、都内の地下鉄に乗っていたところ
一組の夫婦が乗ってきました。

旦那さんの方は鼻に呼吸の補助（専門的にはわかりませんが）
を付けていて、乗ってきたときにすぐに目立ました。

生憎、電車内は立っている人はいないのですが
座席は満席の状態。

さる爺は隣にいる友人に声をかけて、座席を
ご夫婦に譲ることにしました。


そこで、さる爺がその夫婦のところへ近寄り
声をかけたその時‥


事もあろうに、夫婦のために明けた座席に
座ろうとする、アベックがいたのです。


『この人達に座らせてあげて』というと
彼らは、『あっ！すいません』といって
席を離れました‥


さて、そこで問題です。

皆さんは、電車内で座席に座る時に、周りを
確認していますか？

お年寄りはいないか、不自由な方はいないか？
確認して座っていますか？

ひょっとして、空いている座席だけを探して
いませんか？


ある和尚に聞いたことがあります。

『人を思いやる心』は、
人間が生まれ持っているものではない！！

人が成長する過程で、学び育てるものだそうです。


確かに、例えば目の前で人が転んだ時‥
なぜか笑う人もいるのが現代です。

人が転んだ時に、

痛いだろう‥

立てるだろうか‥

大丈夫か‥

こんな風に感じたら笑う事はできません。

つまり、思いやる心とは、

自分がそうなったら
　　　　どうだろうと置き換えて感じる事。


この心は、訓練して学ばなければ育たないもの。

今の世の中に不足している心です。

『思いやりの心』訓練したいと思います。


今日の帝王学でした。