信念と思いこみを人はよく間違える。

キャリアを積んできたほど、その現象は起こりやすい。


この方法で間違いない、プロの目線はこうだ!
と自信をもって推し進める。

自分の思いこみだと知らずに‥


ある有名なプロの似顔絵師から聞いた話。

彼はコンクールでも何回も表彰された業界でも
一目おかれた存在。

当然、自分の腕や目には絶対たる自信をもっていた。

そんな彼が有る日、スターの似顔絵を描いたところ‥

これ、似てませんね!』と数人に言われてショックを
受けた。



似顔絵は似ていてはじめて似顔絵になる。


書いている本人は似ていると思い描いている。


ところが、似ていないと言われた。


つまり、他のひとは、このスターを違う感覚でみていること
になる。


見る目線、感覚が違うのだ。


このことが似顔絵師の彼には大いに役にたったと、話を
してくれた。


今までの思いこみを捨てることができ、新しい感覚で
前に進むことができるようになったのだ。



今、前より一層、素晴らしい似顔絵を描いている。



思いこみを捨てる。


他人の意見を聞いてみよう。