エジプト料理②

 

肉料理以外のエジプトの代表的庶民派料理

 


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アエーシ

エジプトのパン。中にコフタ、ギブダなどの肉から、フールなどの汁っぽいものや、ターメイヤなどあらゆる具を詰めてサンドして食べたり、プレート料理頼んでも必ずついてくる。店によって厚みが異なり、薄いものだとやぶれてきた。

だいたい肉以外のターメイヤ、フール、ギブナなどのサンドだと1£E(約20円)程度、コフタやギブダ、スゴッなどの肉類だと量に比例して1£E(約20円)~3£E(約60円)程度で売っていた。

他にアエーシフィーノと呼ばれるやわらかい長い普通のパンもある。6本くらいで1£E(約20円)給食のパンを思い出す。

 

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左:コフタのサンド

右:ギブダサンド

 

エジプトでもトルコのようにドルネケバブがまわっていた。そぎ肉をサンドしたものをシャワルマと呼ぶようだ。今回は短期のため、他国でもある料理といことでシャワルマは後回しになり、食べる機会がなかった。

 

 

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左:ギブダやスゴッなど注文を言ったらおじさんが手早くまわりにある肉を中央で炒めなおしてアエーシサンドを作ってくれる。

右:このツボを見たらフール!

 

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フール

豆の煮込み料理。代表的庶民の料理で朝食によく食べるようだが、朝~晩までいつでも食べられているようだ。店により豆の濃度がちがった。ステンレスのツボを見かけたらフール屋と思って間違いなさそう。

 

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ターメイヤ

ソラ豆をすりつぶして団子にしてフライしたもの。こちらもフール同様庶民の代表的料理。脂っこいけど朝からみんな食べている。ソラ豆なので中はグリーンである、香ばしくて美味しかった。店によりサイズがかなり異なりコロコロ小さいものから、大きいのだと直径5cmくらいでゴマなど振られているものも見た。中サイズぐらいだと5個で1£E(約20円)。

 

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コシャリ

 

エジプトのガイドブックでは1ページ分使って説明されるほど代表的庶民料理。パスタやマカロニ・米の上にエジプト風ミートソース風味のタレとサクサクのタマネギフライをかけてレンズ豆・ヒヨコ豆などをトッピングして食べる。お好みで辛味のあるチリソースと酢をかけて味を調節する。エジプトに行ったら絶対食べておこうと思った。きっと店によって味はかわるんだろうが、私が食べたのはどちらかというと日本のソース焼きソバに味が近かった。炭水化物ばっかりで短期旅行の食事としては寂しかったので1回しか食べてない。

コシャリをもって学校に通学する女学生や、両手いっぱいに10人分くらいのコシャリを持って歩いている人などよく見かけたので、こんなジャンクフードをエジプト人たちはしょっちゅう食べれれているんだと思った。日本で言えばインスタントラーメンみたいなものに該当するのだろうか?

 

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フルン・マカロニ

こちらもジャンクフード。アルミのなかにホワイトソースで味付けしたマカロニが入っておりオーブンで焼き上げた料理。焼き立てなら美味しいだろう。わずかしか肉などは入ってなくて食事として食べるには少し寂しい。

 

付け合せ系

 

 

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トルシー

エジプトのピクルス。レストランでも屋台でも必ずといっていいほど料理についてくる。店によって塩加減がだいぶ異なったが、エジプトのピクルスは酸っぱくなくて塩辛く、ニンジンとカブラが大部分を占めていて日本の漬物に味が似ていた。


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左:バーバガヌーグ

右:ホンモス

 

バーバガヌーグ

 

焼きナスを割いてペーストにしたもの。ニンニクなどの風味がきいておりアエーシがすすむ。なすびは日本では紫色のものしかないが、エジプトで白なすびを初めて見た。ペーストが真っ白なのもきっと白ナスを使っているのではないかと考えられる。

 

ホンモス

バーバガヌーグ同様にニンニクなどで味付けされたヒヨコ豆のペースト。慣れていない私にはホンモスとバーバガヌーグを見た目ではどちらなのかよくわからず。

 

タヒーナ

 

ゴマのペーストでこちらもアエーシにつけると美味しい。けっこう脂っこくてドレッシングみたい。多くの店で肉料理を注文するとこのタヒーナが付けあわせとしてでてきたが、店により濃度が異なりシャバシャバしたものから、どろっと濃いものまで様々。マヨネーズみたいな味のものもあった。

 

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左:右にあるのがマッシュポテトで右がギブナ

 

右:朝食で数品チョイスしてアエーシと食べた

 

ギブナ

 

チーズの総称。今回チーズ類に関して細かいことはわからなかったがエジプトもいろいろチーズの種類が豊富なようだ。野菜などが混ざっておりアエーシにはさむ1品としてよく庶民派レストランでみかけた。最初はヨーグルトサラダかと思った。

アラビア語でチーズを「ギブナ」と呼ぶことを知らず、エジプト人が「ギブナあるよ」って言ったがレバーの「ギブタ」と混同してて、じゃあそれをお願いしますと注文したらチーズ料理が出てきて食べることとなった。たぶんヤギか羊のチーズのにおいがした。さすがギブナを食べた翌日一過性(2日ほど)ワキガになってしまった。

 

スープ類やその他の料理
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ターゲン

壷焼き。壷焼きにはいろいろな具を入れる。野菜だけのもの、牛肉やチキンなど肉が加わるものなど。今回壷焼き店には1回しか行ってない。私が食べたのは羊肉と注文したものだが、おそらく肉は牛肉だった。ベースはトマトソースでビーフシチューのような味がした。

シュクシャーカというのもガイドブックで壷焼きで載っている。


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ショルバ・アドゥス

レンズ豆のスープ。しっかり煮込んであるので豆のがだいぶとけてとろみがある。トルコで飲んだ豆のスープの味がする。豆好きにはたまらない1品。

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モロヘーヤスープ

エジプトの代表的な料理と思われたので食べておこうと思い1回だけ注文した。上にニンニクフライがふられていてとろーっとしてておいしかったが、緑の粉末も入っていて青海苔みたいな風味がしたがおそらくモロヘイヤを乾燥させたものかと推測される。もっと機会があれば他でも青海苔みたいな風味がかすかにするのか知りたかったので数件で飲んでみたかった料理である。

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魚やイカをフライにしているものを見かけた。今までの海外旅行経験から日本のほうが魚は新鮮で種類も多く美味しいので私は海外旅行では魚介類はあまり食べないのだ。