響け!ユーフォニアム | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

 

最近みたアニメの中で印象的だったのが「響け!ユーフォニアム」という作品なの書き留めておきたい。

原作は漫画ではなく武田綾乃による小説で、2013年12月から刊行されている(宝島社文庫)。

 

 

武田綾乃の出身地である京都府宇治市を舞台に、架空の公立高校である「北宇治高校吹奏楽部」で、全国大会を目指し青春を傾ける高校生たちの人間模様が鮮やかに描かれる。

ユーフォニアム(ユーフォ)という地味な低音パート金管楽器を演奏する主人公(黄前久美子)を中心にストーリーは展開されるこの「響け!」シリーズは、吹奏楽を通じて、人間と楽器の関係、楽器と楽器のハーモニー、奏者である人間同士の関係や心象風景が快活にそして感動的に暖かく描かれている見事な作品だ。

 

吹奏楽部もしくはブラスバンド部というのは、大抵どこの中学・高校でもあるものの、地味な部活で余り脚光を浴びることがなかったような印象だが、このストーリーには楽器というものに取り憑かれ、もはや愛してしまっている登場人物たちが、演奏するそれぞれの楽器や奏でる音の世界を輝かせている。

 

吹奏楽に全く興味のない人がみても、十分引き込まれるストーリーであり、「吹奏楽って素晴らしい!」と思えるはずだ。

 

何よりも、京アニ(京都アニメーション)の作品であることから、作画の美しさも十分に作品の価値を高めている。

 

楽器というものにほぼ縁のなかった私も、特にトランペット、トロンボーン、ホルン、ユーフォニアム、チューバといった金管楽器の魅力に強く惹かれた。

 

京阪宇治駅やあがたまつり、「大吉山」の通称で知られる仏徳山など、作者の出身地である宇治市の実在の名所や行事が作品の随所に登場するのもよい。

 

毎年6月5日に行われているという、縣(あがた)まつりにはいちど行ってみたいものだ。

 

ちなみに、2019年公開の新作劇場版「響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ」は、2期の続きになるのでTVアニメ版の1期、2期を観てからもしくは、1期を基にした劇場版「響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」と2期を基にした劇場版「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディー~」を観てから必ず観るようにしてほしい。

 

スポーツ系と比べると題材として取り上げにくい文化系部活のなかで音楽系のアニメでは、「けいおん!」と並ぶレベルのヒット作品と言えるだろう。