HSBC香港のモバイルバンキングがプリペイSIMでは使えない件 | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

 

最近HSBC香港からメールも来ていると思うが、インターネットバンキングにログインすると以下のようなメッセージが出てくる。

 

インターネットバンキングおよび、スマホアプリ上でのモバイルバンキングは、登録されている携帯電話番号が本人確認のできないプリペイSIMカードの番号である場合には2月23日以降使えなくなるということのようだ。

 

登録されている電話番号がプリペイドSIMの番号であるということがどうやってわかるのかは謎だが、おそらく番号で分かるのだろう。

日本にお住いの方々の場合、登録されている携帯の番号は、ドコモやAUなどの携帯電話プロバイダーと契約されている番号であると思われるのでほとんどの場合問題はないが、海外ではまだプリペイSIMが手に入る国があるので、そのような無記名SIMを登録している場合には問題が発生する。

 

今回の警告は、プリペイSIMカードの番号をHSBC香港で登録している人でなければスルーしてよい。

 

しかし、スマホアプリを使用したモバイルバンキングが主流の時代では、携帯端末と電話番号、つまりSIMカードの登録情報によって本人確認やセキュリティーが成り立っているという構造は理解しておいたほうが良い。

 

送金や受金、登録情報の変更などオンラインで何らかの作業や依頼をしたときに携帯の番号に対してSMS(ショートメール)が送られてくるというのもほぼデフォルトであり、銀行や取引の内容によっては本人確認のためのワンタイムパスワードがその都度SMSで送られてくるという場合もあり、携帯の電話番号というキーはオンラインバンキングのセキュリティー上極めて重要なのだ。

 

アメリカの銀行などは、米国内の特定の住所で契約されたSIMの入った携帯の番号がないとインターネットバンキングでの送金ができないなど不便なことがある。

 

そして、アメリカでプリペイSIMではなく、通常のSIM契約をしようとすると米国内の住所証明などが必要で簡単ではない。

 

外国人旅行者が日本で携帯の契約ができないのと同様だ。

 

携帯の電話番号=居住地を含む本人確認用の番号という認識が必要だ。

 

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