小林麻央さんが癌で闘病の末亡くなられてもう4年も経つが、在りし日の美しさを偲ぶ。
当時のメディアによる報道原理と、詐欺に引っかかりやすい一般の心理を分析したブログ記事をリブログしておきたい。
簡単に言うと、人の死ですら視聴者への興味付けのネタに過ぎないメディアの報道原理と、詐欺師の手口は似ているということだ。
投資に関しては、つまらない話ほどリアリティーがあり信用できると言えるかもしれない。
「年10%複利で積み立てれば25年後に3倍になる投資商品」といえば興味をそそるが、「25年ずっと積立続けて25年経ってみなければ結果はわからない投資商品」といっても誰も見向きもしないだろう。
世の中に詐欺が蔓延る理由は、実は詐欺的な話しを心の中で期待している消費者の問題なのかもしれない。
本物の投資商品や投資というものは、極めて退屈で面白みのかけらも無いものだと常々言っているが、その退屈で面白みのない構造やロジックの中に儲けの仕掛けがあるものだと思う。
そして、そのつまらなさに興味を持てるマニアックな変態でなければ、おそらく投資は成功しない。
天才的な詐欺師というのは、客に求められているものを的確に提供する能力を持っている。
これはメディアの特性とも似ているが、あなたの心の中に他人の不幸や、自分のぼろ儲けを望む気持ちがあれば、詐欺師は間違いなくそのあなたの心の隙間を埋めてくれることだろう。