インベ☆虎すと、日本居住者もラブアン発行証券の選択も可能に! | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

ケイマン諸島登記の保険プロバイダー「インベ☆虎すと」社の提供する金融商品は、日本居住者向けには、証券の発行地がケイマン諸島からプエルトリコに変更になったばかりだが、プエルトリコ証券の他にマレーシアのラブアン発行証券も選択が可能になったようだ。

 

但し、信託の設定地は今のところプエルトリコのみとなるようで、ラブアン証券を選択しても、証券の発行地はラブアン、信託の設定地はプエルトリコとなるのでやや気持ちが悪い。

 

証券発行地として、プエルトリコかラブアンのどちらが良いかというと、好みの問題ではあると思うが、ラブアンがCRSに加盟していることを考えると、CRSに加盟していないプエルトリコを選択するのが一般的には良いように思われる。

 

日本人にとっては、香港、シンガポールに次いでアジアのタックスヘイブンとしてマレーシアのラブアンのほうがプエルトリコよりも有名でピンと来るが、アメリカ人の富裕層にとってはプエルトリコは現在ホットな資産移転先であるようだ。

 

そもそも、なぜ日本居住者の場合に当初ラブアンの選択肢を設けていなかったのかは謎だが、混乱を避けるためのインベ社の社内的な判断だと考えるしかない。

 

ここに来て、突然ラブアン発行証券も選択できるようになった理由もはっきりしないが、選択肢は無いよりもあった方が良いで特に問題は感じられない。

 

いずれにしても、大半の日本居住者はよほどのラブアン好きでもない限り、プエルトリコを選択するのではないかと思う。

 

ウィキペディアによると、ラブアン(Labuan)はマレーシアの連邦直轄領の1つで、サバ州の沖合い南シナ海に浮かぶ島。

 

アニメ「ブラックラグーン」の世界を彷彿とさせるが、あんなに治安が悪いことは決して無さそうだ。

 

1846年にはブルネイからイギリスに譲渡され、植民地となっていたが、第二次大戦中は日本軍に占領され「前田島」と呼ばれていたこともあるというのは知らなかった。

 

ラブアン(Labuan)はマレー語で「良い港」を意味し、プエルト・リコ(Puerto Rico)がスペイン語で「美しい港」、「豊かな港」と似ている。

 

正式には、連邦領ラブアン(Wilayah Persekutuan Labuan)と称され、面積は85平方キロメートルと、香港特別行政区の香港島よりも僅かに大きい。

 

空港も有り、クアラルンプールやコタキナバルから国内線やフェリーでのアクセスが可能。

 

もともとリゾート地として人気があったが、1990年マレーシア連邦政府によりオフショア会社法が制定され、ラブアン・オフショア金融サービスセンター (LOFSA) が設立された。

 

現在マレーシアのオフショア金融センターないし租税回避地として東南アジアや中東の注目を集めている。