今年5月7日のリリースなので少し古い情報だが、RL360°がCMI(クレリカルメディカル)という英国でも古株の生命保険会社をロイズ(Lloyds)から買収することで合意に至ったと報道されている。
以下は、RL360°の親会社であるVITRUVIAN PARTNERSからの公式リリース。
http://www.vitruvianpartners.com/rl360-group-announces-acquisition-clerical-medical-international/
そもそも忘れている人が多いかもしれないが、RL360グループはRL360°(RL360 Insurance Company Limited)が2013年の10月にVITRUVIAN PARTNERSの資本によってRoyal London Groupから買収されて組成されたものだ。
日本では、その後も相変わらずRL360(アールエルさんろくまる)ではなくRoyal London(ろいやるろんどん)という呼び名で通っているが、正式にはロイヤルロンドンはもう存在せずRL360が正しい呼び名だ。
今回はそのVITRUVIAN PARTNERSによって買収されて新たに組成されたRL360グループが、Clarical Medical International(CMI)という保険会社をLloyds Banking Group(Lloyds)から新たに買収したという話しだ。
CMIは1987年に設立されたUKでもインターナショナルなオペレーションを行った由緒ある最初の保険会社のひとつで、何度かの所有者移転を経て、最終的には2012年3月で活動を停止していた。
LloydsがUK国内の銀行ビジネスと保険のビジネスに集中するという経営的判断の結果であるとされている。
CMIは運用時価総額合計が50億ポンド(約9,000億円)以上に及ぶ24,000件の証券契約を保有しており、その資産はRL360グループに移転される。
CMI買収後のRL360グループの運用資産は80億ポンド(約1兆4,400万円)になる模様。
「CMIの買収と、そのオペレーションのマン島における統合は、RL360グループのさらなるスケール向上に間違いなく貢献するであろう」とRL360のChief ExecutiveであるDavid Kneeshawは語っている。
David Kneeshawの会見ビデオ(youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=9akGkugfhfQ