最近研究している「おばけ」についてですが、
どうも新しい事実を発見したような気がします。
そもそも人間という生物の中で、人間とおばけのタイプがあるという理解をしていましたが、もしかすると間違っていたかもしれません。
人間の原型(アーキタイプ)はもともと全て「おばけ」なのかもしれません。
わたしが「おばけ」と認識しているタイプは、その中で原型に近い人種であって、「人間」と認識しているタイプは「おばけ」から派生した亜種なのでは?
考えてみると、「おばけ」には人間の原始的本能が集約されています。
人間の論理的で組織的な行動は、所詮後付けのものです。
「おばけ」の基本特性を考えると、そのおばけ的要素は誰にでも思い当るところが少しはあります。
全ての人間の原型が「おばけ」だとすると、人間だと思い込んでいたタイプが、あるきっかけで突然「おばけ」として覚醒する可能性が無いとは言えないのです。
しかし、観察していると、人間化の進んだ人間が、「おばけ」として突如覚醒する可能性は極めて低いような気はします。
人間のふりをしている「おばけ」であれば、覚醒のチャンスは高いようです。
人間らしくあることが、正しく、良いことだと思い込み続けてきた「おばけ」が、長年の間に人間化してきたと考える方がどうもしっくりきます。
そう考えると、「おばけ」の性質は遺伝性のものであるという推測も成り立ちます。
「おばけ」のお父さんとお母さんの子供は100%「おばけ」と考えられます。
原型である「おばけ」が優れているのか?、それとも亜種として進化を遂げてきた「人間」が優れているのか?・・・それはなんとも言えませんが、「おばけ」がアーキタイプだとすれば「おばけ」に人間の特性の中で本能的に優れた部分は見いだせるような気がします。
ここまで読んでみて、「おばけ」ってなに?かがさっぱりわからなかったひとは、どうぞ過去の「おばけ論」記事をお読みになって下さい。
なに?最初に言っておけって?