日本から買えるオフショア積み立てプラン | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

日本人が購入可能なオフショア籍の積み立てプランについて現状を少し整理しておきたいと思います。


※昨年8月にフレンズプロビデントが撤退後、日本国内から日本の住所証明で申し込めるオフショア籍のファンドラップ型積み立て年金プランは以下の4つに絞られました。


■ロイヤルロンドン360°(マン島) クワンタム


Royal London 360°(Isle of Man): Quantum


■ハンサード (マン島) アスパイア


Hansard Internatinal (Isle of Man): Aspire


■インベスターズ・トラスト (ケイマン島) エボリューション


Investers Trust (Cayman): Evolution


■コーンヒル (ルクセンブルグ) ライフスタイルアカウント


CORNHIL (Luxemburg): LIFESTYLE ACCOUNT



※一方、香港に行けば現地でなら申し込めるものは以下の様なものがあります。


■スタンダードライフ (香港) ハーベスト101/ハーベストウェルス


Standard Life (Hong Kong): Harvest 101/Harvest Wealth


■アジアス (香港) コロンバス


Ageas (Hong Kong): Columbus


■サンライフ (香港) サンアチーバー


SUNLIFE (香港): SunAchiever


なんだかんだ言って、日本から郵送で申し込めるものが4つ、香港現地で購入できるものが3つの合計7つもまだ選択肢があるのですね~


フレンズプロビデントがあった頃は、フレンズプロビデントが圧倒的にシェアが高かったので、他社があまり目立たなかっただけなのでしょう。


上記の中で、保険の付いていないCR(キャピタルレデンプション)持っているのはハンサードのみ。

(CORNHILLについては保険付きなのかどうかわかりません。)


それ以外は全て、1%の死亡保障が付いたWL(ホールライフ)と呼ばれるものです。


何度も申し上げておきますが、だからといってCRのみが合法でWLが違法であるということではありません。


この件に白黒つけたい方は、ご自分で弁護士と税理士に業法上と税法上の見解をお求めになってください。


金融庁にお問い合わせされるのも良いでしょうが、時間の無駄に終わることを保証します。


弁護士や税理士であっても、この件に対して明確な回答や見解を出せる人は少ないと思いますが・・・。


フレンズプロビデントの時代には、誰もがフレンズプロビデントを勧めていましたし、プロバイダーの選択に悩むことは無く、どのIFAから購入するかというところが最終的な悩みどころでした。


しかし、フレンズプロビデント亡き後の世界では、色々なIFAや投資助言の会社が、上記の色々なプロバイダーの商品を勧めていますので、より迷う要素は増えたような気がします。


しかも、特定のIFAや投資助言の会社は、付き合いの深い特定のプロバイダーの商品を勧める傾向がありますので、情報はさらにレイヤーがかかってわかりづらくなります。


ネット上に散らばる情報も、当然そういった取扱業者の思惑が絡んでいる訳ですから、何を信頼して良いのか判断は難しいでしょう。


私自身がここで述べている意見も、所詮は私個人のうがったものの見方なのかもしれませんし、結局のところ、どの立場の誰から話を聞いたかによって、その人の選択肢はほぼ決まってしまうような気がします。


どのプロバイダーのどの商品がいちばん良いか?


どのプロバイダーの信頼性が高いか?


どの海外IFAや投資助言の会社が信頼できるのか?


これらの答えは全て、これら個々の疑問の関連性の中でしか出てきません。


世の中には積み立て投資そのものを勧めない自称アドバイザーも居るくらいですから、人間は立場が変われば言うことも全く異なります。


どんなに信頼できると思われるひとでも、人間の言うことに絶対はあり得ません。


最近私自身も、へまをしたことがあります。


ある金融機関の特定の人間だけの話を信用していたせいで、それが間違っていることに気付かなかったのです。


もう一人別の人間、もしくは担当者レベルではなく、プロバイダーの人間に直接話を聞いて確認していれば起こらなかったへまです。


積み立てのように、付き合いが20年以上にも渡る可能性がある商品の契約をするときに、面倒を見てくれる会社が果たして20年後も30年後も変わらずにサポートをしてくれる可能性のあるところかどうか?という判断が最終的には重要ですが、これも判断基準が明確にあるわけではありません。


どんなに体裁が良く、大きな会社であってもその会社の永続性を保証するものではありません。


また、個人がやっているレベルの会社であれば、その個人が死んでしまったらおしまいです。


チームとしてのスピリットが末端まで浸透しているような適度な規模の組織が好ましいように思われます。


金融に関わる人間や会社を見極める時に、ある種の直感というか嗅覚のようなものは必要だと感じます。


お金に関わる独特の嗅覚というものはあるように思いますが、それがどうやって身に付くのか?あるいは天性のものなのか?はわかりません。


しかし、そのセンスが欠如したひとがこの世界で生き残れることは無いように思われます。


我々が生き残るためには、その目に見えないものを嗅ぎ取る特殊な嗅覚を身に着けるしかありません。