香港が中国に返還されてちょうど15周年になる7月1日(日)、ビクトリアハーバーではいつもより盛大な花火が打ち上げられました。
この写真で見ると、セントラルに隕石群が落ちてきて香港壊滅?みたいに見えなくもないが、実際はなかなかきれいなものでした。
今回は、同僚たちと一緒に、チムサーチョイ側の「The ONE」というビルの18Fにある「Cocky Bar」を予約して贅沢な花火見物を楽しんだ。
「Cocky Bar」は香港らしい夜景がカオルーン側の高い場所から一望できる素敵な場所です。
今回は、一人当たりの最低消費額が350HKドル=3,500円という、足元を見た香港人らしい条件が付いていたので躊躇したが・・・。
我々日本人にとっては、花火にしか興味のない一日でしたが、その日香港には中国の胡錦濤国家主席が、香港返還15周年記念式典に参加するため香港入りしており、「香港同胞の国家と民族に対する一体感と感情は日に日に増している」と述べた反面、香港では中国本土に対する住民感情は悪化する一方で、「嫌中派」は確実に増えているようだ。
中国人と呼ばれることを嫌悪する香港人。香港の中国化に対する反発は強いようで、この日の昼間は主催者発表で約40万人が参加した香港市内の抗議デモで実は大変な騒ぎだった様子。
また胡錦濤主席は、現状の香港における一国二制度の維持を強調していたようだ。
完全な返還まであと35年ですが、それまでは「中国にとって都合の良いタックスヘイブンとしての香港」は健在であろうと想像します。
よく、35年先を心配して「香港は資産の置き場としてどうかな?」と考える人が居ますが、私は何の心配もしていません。
35年先の日本と日本円の心配はしていますが。
むしろ早く、香港ドルと人民元の連動性を高めて欲しいと思っているくらいです。