うんこくさいこくさいは破たんするのか? | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

いよいよ待ちに待った夏の個人向け「うんこくさい国債」が6月12日から発売になります。


買ったことがないので、どこでどうやって買うのか知りませんが、郵便局・・・じゃないゆうちょ銀行とかに行けばきっと買えるのでしょう。


私は遠慮させて頂きますが、日本国のことを思いやる皆さんは是非お買い上げください。


さて、先日香港で久しぶりに出会った友人と飲んでいた時に、勢い余って面白い賭けに乗ってしまいました。


「日本国債が25年以内に破たんするかしないかに1000万円」というものです。


わたしは、即乗りで破たんするほうに1000万円賭けてしまいました・・・。


この賭けにおける破たんの定義は、日本国債が金銭的価値を持たなくなること。要するに誰も買わない紙切れになることですが、元本の価値が無くなり、利子だけを払い続ける状態、いわゆる「メザニン化」されることも含む・・・というものです。


友人は、担保性金融とインカムゲイン投資案件のプロフェッショナルで、国際的な感覚を持つ、きわめて聡明で尊敬に値する男です。


それほどの男が、「日本の国債は破たんしない」と断言したのです!


融資金融のプロである彼の目からみれば、国債の債務者である国がお札をいくらでも刷れる権利を持っている限り、破たんしようがないと言うのです。


それはその通りかもしれません。


借りて借りて借りまくって、刷って刷って刷りまくって、インフレ起こして、貨幣価値が下がって、金利が上がって、それでも際限なくお金を刷りつづければ(まるでアメリカのように)、国債は理論上破たんしないということらしいです。


ただ一つ、彼が言うには、「もし、債権者である国民が、債権をあきらめ、破たんを希望する場合には、破たんは避けられない」ということです。


しかし、国民がそれを望むということは、彼の論理化では可能性がないということなのでしょう。


確かに、そうかもしれません。


私の考えは、根本的にアングルが違います。


日本という国は、優秀だけど巨額な借金を背負ってしまった破たん者と同じです。


借金さえ、自己破産してチャラにしてやれば再生は十分可能だと考えます。


再生する可能性を考えて、外国人投資家が、株式会社日本に投資をする条件としては、まず債務をチャラにする方向性で検討するのではないでしょうか?


我々にその意識は無いかもしれませんが、日本は戦争でアメリカに負けて占領された「実質的植民地」です。


アメリカがどうしたいかが、優先され、その方向で債務は処理されるのではないでしょうか?


もし、私がアメリカの立場であったなら、「日本国民が自国を守りために自然に債権を放棄する方向性」を高度なメディアを利用した洗脳技術を駆使して刷りこむ戦略を取るでしょう。


自国を守るために、残される子供たちの為に、美しい日本の為に、みんな国債を買って、そしてあきらめましょう。


そうすれば、国債は破たんし、Gは友人から1000万円を勝ち取ることができるのです。


ところが、この賭けに致命的な過ちを犯していたことにGは気付きました。


国債が破たんしたときに、日本円の1000万円って、どんな価値になっているのか?


USドルで10万ドルに変更してくれ~!