飛行機の中で観た映画「TIME」結構面白かった。
時間が通貨となっている仮想未来のお話し・・・。
21世紀末、人口増加を抑制するため人類は遺伝子操作により26歳以後は時間を買わなければ生き続けられない社会が舞台。
金持ちは悠然と生き、貧しき者は奴隷の如く働き続けなければ若くして絶命する。
時間格差社会で起こる出来事を描いた近未来アクション・サスペンス。
タイム・イズ・マネーということわざがあるが、この映画では実際にコンビニで買い物をしたりスタバでコーヒーを買ったり、公共交通機関を利用するのに自分の腕に表示された「残されたわずかな時間」をお金と同じように支払わなければ生きていけない。
貧困層があと僅か1日の時間と必死に戦って生きている一方、富裕層はその時間を食いものにして何百年という時間を手にして生きている世界。
TIMEローンといって、時間を高利で貸してくれるビジネスまである。
お金によって支配された現代資本主義社会を、時間という価値観をつかったSFとして痛烈に風刺している。
あなたは、残された生存時間があと1日しかなければ何をしますか?
働いて時間を稼ぎ、寝る時間と消費を減らさなければ確実に死にます。