8月2日にアメリカの国債がデフォルトする件について | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

最近「8月2日 アメリカ デフォルト」という検索用語がGのブログ検索用語のトップを走り続けています。


それだけ、このこのことに関する関心が高いということでしょう。


以下、ロイターの記事は、淡々と可能性を述べていてわかりやすい。

http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-21615520110609?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0


「市場関係者は、実際にデフォルトとなる可能性はゼロに等しいとみているが、米政府が8月2日までに連邦債務上限を14兆3000億ドルから引き上げることができなければ、米国債の利払いや元本の返済ができなくなる。」


要は国債を追加で発行しなければお金が無い・・・ということだ。

そしてスケジュール的には以下のような返済が迫っている。

返済できない=デフォルトということになります。


 *8月3日:社会保障を受けている5500万人の米国民に対する支払い(610億ドル)

 *8月4日:短期国債の満期(300億ドル)


 *8月11日:短期国債の満期(270億ドル)


 *8月15日:利付き国債の四半期ごとの利払い日(256億ドル)


これに関しては、議会で与野党が「連邦債務上限」の引き上げに同意すれば済む話です。


ところが、予算と税金の問題で折り合いがつかず、揉めている・・・。


この話を、短くまとめると、「米国議会は、世界経済を人質にとって、国内の政治的駆け引きを行っている」ということだと思います。


要は、民主党政権とオバマの政策に対して、共和党は人質の首にナイフを突き立てている。


要求を飲まなければ、人質の命は無いと思え!


恐ろしい国です。


来年の選挙を民主党が取る線はななさそうな気がします。


結論から言いますと、人質が殺されることは無いと思います。


要求が主体の話ですから。


それでもこの報道によって、儲けている関係者はいっぱいいるでしょう。