最近「8月2日 アメリカ デフォルト」という検索用語がGのブログ検索用語のトップを走り続けています。
それだけ、このこのことに関する関心が高いということでしょう。
以下、ロイターの記事は、淡々と可能性を述べていてわかりやすい。
「市場関係者は、実際にデフォルトとなる可能性はゼロに等しいとみているが、米政府が8月2日までに連邦債務上限を14兆3000億ドルから引き上げることができなければ、米国債の利払いや元本の返済ができなくなる。」
要は国債を追加で発行しなければお金が無い・・・ということだ。
そしてスケジュール的には以下のような返済が迫っている。
返済できない=デフォルトということになります。
*8月3日:社会保障を受けている5500万人の米国民に対する支払い(610億ドル)
*8月4日:短期国債の満期(300億ドル)
*8月11日:短期国債の満期(270億ドル)
*8月15日:利付き国債の四半期ごとの利払い日(256億ドル)
これに関しては、議会で与野党が「連邦債務上限」の引き上げに同意すれば済む話です。
ところが、予算と税金の問題で折り合いがつかず、揉めている・・・。
この話を、短くまとめると、「米国議会は、世界経済を人質にとって、国内の政治的駆け引きを行っている」ということだと思います。
要は、民主党政権とオバマの政策に対して、共和党は人質の首にナイフを突き立てている。
要求を飲まなければ、人質の命は無いと思え!
恐ろしい国です。
来年の選挙を民主党が取る線はななさそうな気がします。
結論から言いますと、人質が殺されることは無いと思います。
要求が主体の話ですから。
それでもこの報道によって、儲けている関係者はいっぱいいるでしょう。