Windows 10 でフォルダやファイルに対して書き込み権限を一括で変更したい場合、以下の手順でコマンドプロンプトを使って権限を設定することができます。
1. フォルダの書き込み権限を変更するコマンド(icacls
コマンド)
Windows のコマンドプロンプトには icacls
というコマンドがあり、これを使ってフォルダやファイルの権限を一括で変更できます。
手順
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管理者としてコマンドプロンプトを起動
Win + X
キーを押し、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。PowerShellを使用している場合も同様に管理者権限で実行できます。
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書き込み権限を変更したいフォルダにアクセス
cd "C:\Users\7\AppData\Roaming\MetaQuotes"
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すべてのユーザーに対して書き込み権限を付与 以下のコマンドを使用して、すべてのフォルダおよびサブフォルダ、ファイルに対して、すべてのユーザーに完全アクセス権限を付与します。
icacls * /grant Everyone:F /T /C
Everyone:F
は、「すべてのユーザー(Everyone)」に「フルコントロール(F: Full)」を与えることを意味します。/T
は、「サブフォルダやファイルを再帰的に処理する」ことを意味します。/C
は、「エラーが発生しても続行する」ことを意味します。
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変更の確認
コマンドを実行した後、該当フォルダおよびその中のすべてのサブフォルダ、ファイルに対して、書き込み権限が設定されます。
注意点
- このコマンドを実行することで、誰でもそのフォルダやファイルにアクセスできるようになるので、必要な場合には適切に制限を行ってください。
もしこれで問題が解決しなければ、フォルダ自体の属性や別のセキュリティ設定が影響している可能性がありますので、他の方法も検討する必要があるかもしれません。