エッセイ133「自殺かホームレス」 | あなたのココロ、治します。

エッセイ133「自殺かホームレス」

 僕は障害基礎年金で生活しています。今は母と一緒に生活しています。だから食費はすべて母任せ。ずいぶん助けられていると思います。母も老齢年金生活です。よく、母が死んだらどうなるだろうと想像します。今の年金額では家のランニングコストを払えないといつか聞いたような気がします。それを聞いてブルーになりました。母が老衰で他界したら僕も後を追おうと思っていました。それかホームレスになるか。うつになるととにかく視野が狭くなります。それ以外のことが考えられなくなります。

 僕がそう考えていることは母に話すと家のコストは三万円くらいですむ、といわれました。すると残りは食費に充てられる。なんだ、年金で生きていけるじゃないか! すごくうれしかったです。そうか、生きていけるのか。自殺もホームレスもならなくていいんだ、とすっかり安心しました。

 母はいつもどうにかなるから心配するな、といいます。楽天主義の母のいうことなので安心できません。現実はシビアだといつも思っています。しかし、今回の話を聞いて、本当に何とかなるんだなあと心から思いました。

 それでもちょっと不安です。年金ではぎりぎりの生活を強いられます。もし病気やけがをしたら借金せねばなりません。兄にお金を借りることになるかもしれません。兄には負担をかけたくないです。そこで僕が活路を見いだしたのが生活保護です。インターネットで調べものをしているうちに『プチ生活保護のススメ』(クラブハウス 大田のりこ)という本に出会いました。「プチ」というところが深刻さがなくて面白そうだなあと思いました。

 今まで生活保護というともうどうしようもない経済状況に置かれて、極貧の方が受けるものだと思っていました。本書はそういった誤解を解いて気軽に保護を受けられるように書いたもののようです。まだ本文を読んでいません。なにせ今日届いたばかりなのです。キャッチフレーズは「わずかな年金より十四万円の保護生活」です。一人暮らしで十四万円あればかなり生活にゆとりができますし、病気やけがにも十分対応できるのではないでしょうか。

 ただ、制限があります。持てないものがいくつかあります。まずは車。うちのように車社会だと使えないとかなりダメージが大きいです。所有権を兄にすればいいかなと思っています。生命保険もダメだそうです。これは不安です。病気になったりしても入院費が支払われないことになります。パソコンについても制限があるようです。僕はパソコン無しでは生きていけません。生活保護もいいことばかりではないですね。なにせ世間体がよろしくないですね。「仕事は?」「働いていません」「生活費はどうしているの?」「生活保護を受けています」なんてことになったらドヨーンと重い空気が流れますね。まあ、僕の場合ほとんど人と接する機会がないので構わないのかもしれませんが。

 今は食費や光熱費を母に払ってもらっていて、僕の年金はお小遣いとして使わせてもらっています。母が他界して、年金だけで生活するのが苦しかったら生活保護を受ける可能性は充分にあります。なにより、いざとなったら最終手段がある、と思えるのが安心できていいです。