エッセイ136「将来は安泰」 | あなたのココロ、治します。

エッセイ136「将来は安泰」

 年金で一応生活は保障されることになりました。次は何をしていきるかです。もうサラリーマンになるつもりはありません。というかなれません。資金の制限はありますが、何をしてもいい自由な人生を手に入れました。そこで僕は物書きになりたいと思いました。目標は大きく、直木賞です。ちょっと大きすぎかな(笑)。でも小説を書いて新人賞を取りたいです。

ところが、悲しいかな、僕にはどうやら小説の才能はないようです。十万円もする通信講座を取りましたがボロクソにけなされました。小説はもうやめよう、実用書を出版したい、と思いました。幸いにもひきこもり本をS出版が拾って下さって、見事にメディアデビューを果たすことができました。

今は二冊目を出せるように執筆活動をしています。しかし、小説も書けるようになりたいのです。今は別の通信講座を取っています。百枚の小説を読んでアドバイスをしてもらえます。こんなにいい講座は他にはありません。でも年に四回しか提出できません。もう二回提出してしまいました。

一回目はエッセイを提出してしまいました。うまいと褒められました。エッセイの中に小説のネタとなるものがゴロゴロあるといわれました。二回目は小説を書きました。何を書いたらいいのか全くわからなかったので、お題を下さい、と手紙を書きました。すると、「中学か高校の学園恋愛小説を書いて下さい。その際、交換日記を中心としたものを書いて下さい」といわれました。アドバイスがよかったせいですらすらと書くことができました。

しかし、推敲する気になれないのです。読み返してみると何とも恥ずかしく、どうしようもない駄作でした。ひどい自己嫌悪に陥りました。そのまま発送しました。先生からは「短期間で百枚の小説を書ける力は素晴らしい。表現力がいまいちです。これはたくさん作品を書くしかありません。今回の小説は骨格がしっかりしているので、手を加えて新人賞に出してみてはいかがでしょうか」との返事が返ってきました。

それを読んで早速原稿を引っぱり出してみたのですが、また自己嫌悪。これは小説ではない! これのどこが骨格がいいんだ! とやる気がなくなってしまいました。でも三月のすばる新人文学賞に出品するつもりです。そのために文芸誌すばるを買ってきてどのような作風なのかを研究してから手直ししていきたいと思っています。

 まず新人賞を取る。そして芥川賞、直木賞の候補にあがる。やっと本腰が入り始めました。道は険しい。まず何よりも自分で書いて納得のいく作品ができるようになりたいです。小説は才能だ、という人もいますが、才能がなくても本を出版している人はたくさんいるのでそこら辺を目標にしていきたいと思っています。十年がんばればどんなものでも一人前になるといわれていますよね。僕も三十代は執筆にあてたいと思います。この十年で人生が大きく変わっていくような気がしています。