皆さんこんばんは⭐️朝晩だいぶ肌寒くなってきましたね。私の家の近所では金木犀の香りが色んなところから香ってきたりどんぐりを見つけることができ、あぁー秋が来たんだなぁと嬉しくなりました💓

さて、今日の話題はナンバー1について。
私は昔からかなり負けず嫌いでした。運動会ではリレーで一位になれなかったら大泣きしていたし、書道の書初め展覧会の時もいつも最優秀賞を狙っていました。
苦手なことに大しては拘らないのですが、自分の得意なことに関しては誰にも負けたくなかった。
高校時代に書初め展覧会で1番上の賞が文部科学大臣賞と言う名前だったのですが、その賞の響きも日本一になれることもすごく魅力的だったのでどうしても文部科学大臣賞が欲しくて、私はご飯を食べる時以外はずっと文字を書き続けていました。あの頃は友達と遊ぶより何より文部科学大臣賞だったんです笑
努力の甲斐があり、見事文部科学大臣賞を受賞した時は泣いて喜びましたがそれから他の賞がすごくくだらなく思えて文部科学大臣賞以外は何もいらなくなってしまいました。本当は他の賞に選ばれただけでも嬉しいことのはずなんですけどね。No.1に拘りすぎていた私は一位以外は何も努力していないと勝手に自分で決めてしまったんです。

それからはどんなに躍起になって書いても納得いく文字が書けなくて、こんなことでは一位になれない!とすごくヤキモキしていました。
他の人の書く文字ばかり綺麗に見えて、自分の文字がどんどん劣っているように見えてきて必死になって書いていました。でも、あれ以来文部科学大臣賞は受賞できないまま協会を辞めて今に至っています。

あの頃はナンバー1になることに拘りすぎて、色んなことが見えていなかったんだなぁとこの年になってようやく気付きました。評価ばかりに囚われすぎてたんですね。自分らしい、楽しく文字を書くということをいつの間にか忘れてしまってたなぁと。

今の私は定期的に賞があるわけでも、誰かと競っているわけでもありません。それでも、文字を書くのが楽しいし1番好きなことです。
No.1なんて取らなくなったって、自分らしく楽しく文字が書けていればそれだけで幸せなんだなぁと気づけたんだと思います。

某グループの歌ではありませんが笑No.1にならなくたって自分にしか書けないオンリーワンの文字がある。それを大事にして楽しんで書くのが1番だなぁと思った今日このごろでした。