今日は退職説明会でした。
淀屋橋にある本部にて。
淀屋橋に行くといつも就活の時ことを思い出します。
就活中はほぼ毎日歩いていたし、
就活以外でくることもあまりないので、この景色を見ると就活生にとたんにタイムスリップします。
懐かしくて嬉しいようなさみしいような、油断すると涙でちゃいそうな何なんやろうこの気持ち。心地いいような苦しいような胸の痛み。
あの頃は自分が何になるかも、
何ができるのかもわからなかったけど、
とりあえず前向きで毎日毎日生き生きしてた。
説明会や面接に行くと新しい知らなかった世界が拓けて、
もちろん自分の短所とかもすごく目に付いてどうしようもないんやけど、
毎日成長してるあのかんじ、たまりませんでした。
人生であんなに自分と向き合うことある?ってぐらい向き合った。
就活ずっとしてたい!って思ったぐらい。
でも、
今の会社に決まったきっかけなんてほんとに偶然に偶然が重なったようなものでした。
説明会だって一度も行ってないし、なんの興味もない金融機関。
何の企業研究もしないままなぜか最終面接。
でも最終面接は意思確認だけで、
ほぼ何も質問されないときいてた。
そしたら!
つっこまれました。
とっても痛いところを!
『君ほんとにうちが第一志望なの?』
(*・д・*)!
え?なんで?なんでばれたの??
『うちの説明会も一回も来てないよね?』
あーそうなんですよね。笑
とりあえずお得意の切り返しをしてみて、いくつかの意地悪な質問も切り返したのに、まだ納得されてないご様子。そりゃそうよね。
さすが人事部長。だてに面接してない。
『君の言うことはわかるけど、でもうちが1番っていう理由が伝わらないよ。』
そうよね。そうよね。。
あーもうだめか~って思った瞬間、
突然思い出したんです。
ずっと忘れてたこと。
この会社にすっごい素敵な人がいらっしゃったこと。
あんな風にわたしもキラキラわたしも働きたい!って思ったこと。
それは私が初めて行った就活の合同説明会でのこと。
まだ三回生の10月だったので髪の毛も茶髪のままスーツを来て参加した説明会。
ただスーツを着てることに満足してうきうきしてた。
すっごく大きなホールで色んな企業が参加してて、色んなブースで15分ごとにいろんな企業がセミナーを開いてくれるという形式。
着いたらまずアンケートを記入するんですが、そこで問題発生。
日付を記入するところで手が止まる。
今が平成何年なのかわからない。
(´Д`|||)
今思うとさすがに常識なさすぎてありえないけどほんとに焦って。笑
たぶん平成19年やけど20年かな?
間違って提出するほうが恥ずかしいし‥恥をしのんで隣の方に聞いてみた。
『あの‥すいません‥‥今って平成何年ですか?』
そしたらふっと笑われて、
『19年ですよ』っと優しく答えてくれて、
『よかったいい人で!』とほっとした瞬間、学校名を見てびっくり!
『あれーわたしと一緒!』
と叫ぶと、
むこうは、
『知ってたよ。さおちゃんやんな?』
え?!まじ?なんで??
サークルの新歓で会ったことあるんだって。あーそういえばそんな気がする!
で、偶然すぎておもしろくなって一緒にセミナー聞いてたんやけど、
次は銀行のセミナーらしいから違うブースに行こうとしたのね。
そしたらその子が、
『銀行は基本だから聞いといて損はないんちゃうかな。てか聞いといたほうがいーで。』と言うのでしぶしぶ座り直したはいいけど、
聞いたお話に涙が出るほど感動してしまった私。笑
半泣きになりながら『めっちゃいい話じゃない?!』と言ったら『ふつーちゃう?』と言われてしまったけど、でも私はほんとにほんとに感動したんです
長いから内容は割愛させていただきますが。
それがぱぁっと面接中に頭に浮かんで、
その面接で『あーそういえば、御行にとっても素敵な方がいらっしゃったんです。』
人事部長『どんな人?』
私『あ、でもとっても長いんでいいです!』何の遠慮。笑
人事部長『長くてもいいから教えてよ』
そう言われ私が説明しだすと、
人事部長の目の色が変わり始め、一言。
『それってらせん階段の話??』
私『えーーー!そうです!!なんでご存知なんですか?!』
しばしの沈黙のあと。
『その話したの俺なんだけど。』
‥‥え?
えーーーーーー!
えーーーーーーーー!!!
あの素敵な方、
この方?え?なに今目の前に??
そんなことある?ありえへん!
とパニクったものの、
内定がどうのこうのより、あの素敵なキラキラした方にお会いできたほうが嬉しくて。
そして結果何かの縁を感じてこの会社に入社したんですが。
あのとき隣にあの友達が座ってなかったら銀行のセミナーは聞いてないし、
時間がちょっとでも違えばその友達に会えてなかったし、
年号忘れてなければ隣の人と喋ってないし、
あんなに感動しなかったら多分そんな初期の頃のセミナー内容なんて覚えてないし、
何か一つでも違ってたら銀行員じゃなかった。
そう思うとほんとに人生ってどこで分かれるのかわからないしほんと何が起こるかわからない。
だから目の前にあるひとつひとつのものに誠意を持って生きていきたい。
まだ退職まで二週間あるけど、
説明会にきてしみじみ。
あの立派な本部。
歴史ある素晴らしい建物。
知性があって、それでいて品のいい紳士なおじさまたち。
みなさまがキラキラして見えて、
あー大好きだった!
って今更ながらに思いました。
この会社で働けたこと、ほんとに誇りに思います。
ってまだ働くんやけど。笑
みんなに似合わないー!と言われ続けた銀行員生活でしたが働けてほんとよかった
明日からの一日一日も大事に働いていこう
長文。笑
ここまで読んでくださった方ほんとにありがとうございます
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