こんにちは。

期待していなかった映画が面白いと「良い発見ができた!」と喜びにつながります。

映画はある程度時間を取られますので、その時間を有意義に過ごせるようなものでないと無駄な時間だったな〜と思うこともあります。

大抵の映画は「まあまあだったな」くらいの感想で無駄な時間を過ごしたとまではいかないですが、どうせ見るなら面白い方がいい。

アーガイルみたいに期待を超えてくるととても嬉しいです。

 

ナイブズ・アウトは前作がイマイチだったのであまり期待していませんでした。

ちょっと内容が暗くて悲しかったんです。

だけどダニエル・クレイグ好きなので、続編も見ようとは思っていました。

なんだかんだ見る気がなくて今になってしまったのですが、なんでもっと早く見なかったんだ!と思うくらい楽しめました。

最初から惹きつけられる内容だったし、所々に散りばめられているヒントをあとで回収するようなストーリーにあっと驚きました。

これも絶対にネタバレなしで見た方が楽しめますので興味ある方はNetflixで検索してみてください!

ということで今回は、最初からネタバレありで感想を書きたいと思います。

 

 

以下、ネタバレあり注意!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  マイルズの正体が徐々に暴かれる展開

最初は名前だけ出てくる「マイルズ」

我々が受ける印象は、すごく頭が良いお金持ちで仲の良い友達がいる、ということ。

その面の皮が玉ねぎのように1枚ずつ剥がされていく展開にとても驚かされました。

お金はあるけど、誰からも好かれていないし、頭はどちらかというと悪い方で卑怯者。

それをエドワード・ノートンが見事に演じています。

さすが!笑

彼はいつからあんなどうしようもないやつが合うようになったんでしょうね?

最後にしっぺ返しを喰らう様にざまあみろと思わざるを得なかったです。

 

 

  2部構成で飽きない

まさかの双子の片割れの方だったとわかった途端に、今まで見ていてちょっとおかしいなと思ったところがすごく合点がいきました。

後半から答え合わせが始まるんです。

もう一度映画を最初からやり直している感覚。

もちろん違う視点から。

それぞれの事情が前半では前面に出ないのですが、後半では徐々に出始めます。

それで、「おや、この人たちなんか変だぞ?」と思うのです。

眉をひそめるようなシーンが続き、誰が何をやったのか、がどんどん明るみになっていく。

なんとなく見ていて誰が殺したのか察しがつくのですが、それでも飽きずに展開を追っていけるよくできた映画だと思いました。

 

 

  終わり方が愉快

この映画の1番の見どころと言っても良いでしょう。

最後のシーンは本当に見事に手のひらを返したような展開でした。

証拠もなく誰もマイルズを責められない。

そこでブランが渡したのはクリアと呼ばれる謎の資源。

そこからの展開は笑っちゃうほど愉快でした。

あれだけのガラス細工を作るのは大変だったでしょうね(笑)

それを気持ちよく壊していき、燃やし、最後にモナリザに手をかける!

見ているこちらも「うわー!どうすんの!」と思ってしまう。

最後に仲間からも見捨てられ、途方に暮れるマイルズ。

最高の展開でしたね!

クリアという謎の資源について「危ない」という情報しか与えられてなかったのですが、最後に見事にその危なさを身をもって体感できるというよくできた展開。

結局仲間たちはお金目当てでそばにいただけ、どうしようもない人たちでしたが、アンディの双子の姉妹のヘレンだけは清々しい顔で前を向いて生きていける、そんなことを感じました。

 

本当に玉ねぎのように1枚1枚暴かれる人間の本性が愉快で飽きなかったです。

それでは今回はここまで。

ありがとうございました。