昨日、「あー今日何日だっけ」 と

新聞の日付のところを確認してから、そのままぼーっとそのまま一面眺めてたら灰谷健次郎さんが死去したというニュースが目に入った。


すごくショックだった。


灰谷健次郎さんといえば「天の瞳」で有名ですよね。


私が初めて灰谷さんの著書である「太陽の子」を読んだのは確か中学2年の夏休みのことだったと思う。

夏休みの宿題で読書感想文を書こうと思って

提出期限ぎりぎりに友達に借りて読んだ一冊が、「太陽の子」だった。


嗚咽。


登場人物が関西弁で話しているのと

私が何度も足を運んだこともある神戸を舞台としてるということもあって、すごく身近に感じながら読むことができた。

実際、灰谷さんも神戸の出身の方のようだった。


ラスト、涙で字が読めないほどに、

鼻水が流れるほどに、

嗚咽。


多感な時期の私には感じることが多すぎて、いつも読書感想文にはてこずる私が一気に作文を書き上げた。

その作文で校内で表彰されたような気もする(その辺は曖昧なんですけど)。


今まで忘れていたことがこの記事を見つけて一気に思い出された。


必死にページをめくったあの暑い夏の日。

自転車のかごに入れて持ってきてくれた友人。

あの日、夕暮れから夜に変わる瞬間の、あの夏独特の雰囲気。



今、教育問題で右往左往している日本。教師。子供たち。親。

教師をしていらした時期も有って子供が大好きで

こんなに優しい話を書く灰谷さんはきっと心配いっぱいで旅立ったのだろうと思うと胸が痛む。

太陽の子/灰谷 健次郎
¥680
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内容(「BOOK」データベースより)

『ふうちゃんは、神戸生まれの女の子。おとうさんとおかあさんは沖縄出身で、神戸の下町で琉球料理の店「てだのふあ・おきなわ亭」を営んでいる。やさしい常連さんたちに囲まれて明るく育ったふうちゃんだが、六年生になった頃、おとうさんが心の病気で苦しむようになる。おとうさんの病気の原因は何なのか?ふうちゃんは、「沖縄と戦争」にその鍵があることに気づきはじめる…。戦争は本当に終わっているのだろうか。なぜおとうさんの心の中でだけ戦争は続くのか?今、日本人が本当に知らなくてはならないことがここにある。』