~~~すると
王様の部屋の中から
「やい、子トラ。なんで、私の手に、かみついたのだ。毎日毎日、好きなだけ ニワトリを食べさせているのに、 この恩知らずめ 。どこに行くんだ。 逃げるんじゃない。」
と言う王様の怒鳴り声と、ガシャガシャ、ガシャンと、物が割れる 大きな音がしたので、びっくりしたセンタルが、マロと一緒に合鍵を使って王様の部屋に入ると、王様は、 血だらけの手で、刀を振り回しながら 、子トラを追いかけていて、 王様の刀が、センタルの顔に当たる寸前で、マロが、センタルを かばったので、 王様の刀は、マロの背中を斬りつけてしまい、センタルが大騒ぎしている間に、子トラ は、いえいえ、 子トラとは言えないくらい大きく育っていた白いトラは、開いていた扉から逃げ出して、あっという間に、どこかに行ってしまい、 王様は 、小トラに 噛まれた傷が原因で 、2ヶ月間、 寝たきりの生活でしたが、 とうとう、 亡くなって、一方、 マロは、怪我が治った途端に、宮殿を辞めて、母親と一緒に、カムラや ジュヒがいる山に行くと、カムラが、マロとミロの母親を見て、嬉しそうに
「部屋は、どこでも好きな所を使っておくれ。 これで 、ここも、やっと、 賑やかになりそうで有り難いよ。」
と言うと
マロとミロの母親が
「マロやミロだけでなく、私まで御世話に成るのですから、 私は、台所の隅で充分です。」
と言ったので
ジュヒが笑いながら
「お母さん。 私は、お母さんという言葉が大好きなんです。」
と言いました。
そして
ある日
宮殿に、隣の国のバレン 王子が馬車で来て、御妃様に
「メリサ王女様と結婚したいので許可を頂きに来ました。」
と言ったので
センタルが
「いま、メリサ王女様は、留守です。」
と言うと
バレン王子が、笑いながら
「メリサ王女なら、今、私の馬車の中にいます。」
と言ったので
御妃様は、メリサ王女を、隣の国のバレン王子に嫁がせることにして 、結婚式は、隣の国で、盛大な 式を終えて 宮殿に戻って来た夜に、 御妃様は、倒れてしまい、センタルは、直ぐに 、アリサ 王女の似顔絵を、市場や教会に貼ると
ある日
マロが、カムラと市場に来て、似顔絵を見ながら
「カムラさん。この似顔絵の人、 母と台所で働いてる カンナさんに似ているね。」
と言ったので
カムラは、似顔絵を持って、 宮殿に行き、センタルに会うと、
センタルが
「今、宮殿では、 御妃様が、わずか1年たらずの間に、いろんなことが起こってしまったので、 すっかり 病気になって、大変なんです。」
と言ったので、
カムラは、山に戻ると、カンナに似顔絵を見せて
「あなたはもしかしたら アリサ王女じゃないですか？もしそうなら、今、 御妃様は、病気だから、 宮殿に戻りなさい。」と言うと
カンナが、ポロポロ涙を流しながら
「私は、アリサです。でも、宮殿に戻りたくないです。」
と言いました。
しかし
カムラは、センタルから聞いた話を何度も繰り返しながら 、アリサ 王女を馬車に乗せると、マロと一緒に宮殿に送って行き、 2ヶ月後に御妃様が亡くなると 、アリサ 王女が、御妃様の遺言通りに 女王に成り、宮殿で暮らしていた門番のダルホ 家族に、宮殿の外に屋敷を用意すると、隣の国に嫁いだ メリサ 王女とバレン王子の夫婦や、村の人たちを、たくさん 招待して 、それはそれは、盛大な載冠式が行われ、 その時に 、アリサ 王女は、カムラと ジュヒ、 そして 、マロとミロの兄弟と、マロとミロの母親を 壇上に手招きすると
「ここにいる人たちは 、私のお父さんとお母さん、 そして、私の夫と、夫の弟夫婦です。」
と言って、マロの手を、ギュッと握ったので、 そこに居合わせた人は、みな、驚いたのですが 、アリサ 王女は、カムラやマロたちに支えられて、たくさんの人に慕われる慈悲深い 女王になり、また、 ジュヒが、白いトラを最後に見たのは、ミロと結婚して3年が経った時に、流行り病でカメラが亡くなり、 山の中で、カムラの、お葬式をしている時に、遠くから見ている 白いトラに気づいたのですが、 牧師さんの話が終わって見た時には、もう、その姿が見えなくなっていて 、ジュヒは、ますます、 しょんぼりと
「ああ…子トラも、おじいちゃんのことを、忘れないでいてくれたんだわ。」
とつぶやき、その後も村の人たちは山の中で、クマや イノシシに襲われることもなく、安心して 、キノコや山菜を採って暮らしました…~とさ。
終わり
お義母さんの童話を最後まで読んでくださり
ありがとうございました
🙇
🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
こんにちは!
ファミマ
TWICEくじ
今度は見ていられなくなった
パパが参戦
😁
サナのアクスタ
狙いで
いざ
引くと
なんと
E賞
モモ
付箋
