~~~そして

翌朝


その男の人は

「助かりました。」

と言って、馬を引っ張って山を下りて行き、お昼過ぎに、おじいさんとセオルが、お昼ご飯を頂きながら、セオルが


「おじいちゃん。ゆうべの、あの人、面白かったね。」

と言うと


おじいさんも

「動物相手の医者と言ったから、この家には動物の薬しか置いてないと思ったんだね。ルークさんには、悪いけど、布団の中に入っても、しばらく笑いが止まらなかったよ。」

と言ったので、


セオルも

「私もよ。」

と言うと


おじいさんが

「ルークさんが、セオルの結婚相手ならいいんだけどね。面白そうで、いいじゃないか。」

と言ったので


セオルは、顔を赤くして

「私は、おじいちゃんやマチネやロジイと一緒に暮らして呉れる人がいいのよ。だから、無理よ。」

と言って居る所に、そのルークが、今度は、馬車に戻って来て

「あの、家の牛が難産で、助けてくれませんか。」

と言ったので


おじいさんとセオルはルークの馬車の後について行くと、ルークが、町中に有る宮殿に入って行って、牛舎の前に止まると、

ルークは

「あのすみませんが、急いで下さい。」

と言って、駆け足で牛舎の中に入って行きました。


そして


1頭の牛の前で

「あの、この牛なんです。脚が出ているのですが、どうすることも出来ないのです。」

と言ったので


おじいさんは、子牛の脚を、ロープで縛って、セオルと慎重にロープを引っ張り始めると、子牛が出て来たので、おじいさんが、牛舎の外にいるルークに「あの、ルークさん。無事に産まれましたよ。」

と言うと


ルークが

「ああ 助かりました。なにしろ、今まで頼りにしていたベテランの牧童が、法事で、急に田舎に帰ってしまい、困って、それで、私が呼び戻されたのですが、私は、牛を見たら、怖くなって、それで御願いに行きました。」

と言ったので


おじいさんが

「誰でも、最初は、怖いものですよ。でも、慣れれば平気です。セオルも、最初の時は、私の目ばっかり見ていましたが、この頃は、目を見なくなりましたよ。」

と言って、笑ったので


ルークが

「あの、これからも、お願いしていいですか。」

と言ったので


おじいさんが

「ええ、仕事ですから、あなたが慣れるまで、何回でも来て上げますよ。」

と言っている所に、宮殿の家来が来て


「王子様、あの、王様が呼んで居ます。」と言ったので


ルークが

「あの、丁度いい機会だから、父に会って下さい。」

と言って、おじいさんの手を取ったので、セオルも、おじいさんの後で、ブルブル震えながら宮殿の中に入って行きました。


そして


セオルは、ルークが、宮殿に住む王子様だと分かったので、宮殿に行くのを嫌がったのですが、宮殿には、牛だけでなく、馬やヤギも飼っていて、何度も何度も呼び出されているうちに、王様が、セオルとおじいさんの為に、宮殿の中に家を建ててくれたので、おじいさんとセオルは、マチネやロジイたちも連れて宮殿に引っ越して


3年が経った時に  


セオルは、ルーク王子からプロポーズされて、結婚式の日には、たくさんの花火が上がり、セオルは、純白のウェディングドレスに、まばゆいばかりのティアラを頭に乗せて、セオルとルーク王子を乗せた白馬の4頭立ての馬車は、村中を巡り、2人は、たくさんの人たちに祝福されて、それはそれは、夢のような結婚式で、何年か経つと、お子達にも恵まれて、セオルは、幸せな時間を過ごしているのですが、


子供たちから

「ねぇ、ママ。ママの一番の幸せな時は?」

と聞かれると、


セオルは、すぐに

「動物達の新しい命の出産に立ち会って、無事に赤ちゃんが産まれてきた時よ。」

と答えるくらいですから、ルーク王子のお妃様セオリーは、おじいさんが亡くなった後もセオル自身の

体が動く限りは、村人達から動物の出産を頼まれると、いつでも、すぐに、ズボンを履いて駆けつけたということです………とさ。



終わり





最後まで読んでいただきまして

ありがとうございます。


次回は

9月を予定しているそうです


🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀


こんにちは!


夏休みに入りましたが

子供ちゃんたちは、

学校の夏期講習


文化祭の準備


部活のため


結局 毎日


お弁当作りです

😵



ディズニーシーは、良かったな〜と

つくづく

思っている毎日です


今日は、


シーの夜景をお届けします










綺麗な夜景でした〜



つづく