母さんの死 | 【佐呂間多頭飼育崩壊の今】佐呂間わん*ず8remaining

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佐呂間多頭飼育崩壊の現場から、日々の様子報告や様々なお知らせの発信。




2月に移送した母さんが亡くなったと、先月、日本アニマルトラストさまから連絡がありました。

母さんは思い出の多い子だったので、写真を見る事が辛くご報告が遅くなりました。

急性腎不全だったそうです。

佐呂間で亡くなった子達の多くは病名も分からず突然亡くなってます。

たとえ体調が悪いのが分かっても
触れない&暴れる&噛みつくために
北見市内及び関係各所に幾度となく懇願しても
診てもらえ無いからです。

母さんは助かりませんでしたが、日本アニマルトラストさまの施設内には病院があるので、血液検査も治療も受けられました。

佐呂間に居れば知らぬ間に死因も分からず亡くなって、焼却炉で焼かれていた事でしょう…。

当日朝、母さんがうずくまってるのをスタッフが見つけ、すぐに血液検査をして投薬などの処置をして下さったけれど、治療の甲斐なく亡くなりました。




母さんは昨年5月、牛舎入口で子供を生み育ててました。

以前介入してたグループが生後1か月頃の子犬のみを引き取っていきました。



その頃の母さんは疥癬を患い
やせ細って状態も悪そうだったので隔離し、旭川のボランティアさんが送ってくれた薬を飲ませ、
ご支援品の中からちょっと良いフードを選んで食べさせ療養させて、全頭不妊手術に備えました。



その後、優しい母さんは自分の子ではないちょっと大きな子を守っていました😅
本当に優しい子でした。



冬に向けて、脂肪を貯められるように普段より多めのご飯をあげてたので、肉付きも良くなり無事冬を乗り越えられました。

しかし、佐呂間では冬は水が凍ってまともに飲めない状態が続きました。

人が居ると飲めない子の為に、すぐに凍ってしまう水は最後。
先ずは凍らない給餌から、給水は一番最後にして凍るまでに好きなだけ飲めるようにしてました。
少しでも水を飲めるように作業手順の工夫はしてましたが、もしかしたら、欲しい時に自由に飲めなかったのも腎不全になった遠因ではないかと思っています。

人をよく観察する子だったので、日本アニマルトラストさまでトレーニングを積んで、幸せになってくれる事を願ってました。

亡くなった事はとても残念ですが、最期に治療を受けられたのがせめてもの救いです。

そして、触る事すら難しい子を治療し
看取って下さったスタッフの方々には感謝しかありません。
また火葬業者による火葬もして下さいました。

おおかた移送したことで
残った資材などをゴミ収集車に投げ入れ
ごみ処理終了!全て終わった!
と佐呂間わん*ずの解散を叫ぶ人も居ます。

日本アニマルトラストさまはゴミ収集車ではありません!


日本アニマルトラストさまは、1頭1頭の状態を見ながら
都度こちらに連絡を下さり相談して下さいます。

つい先日も団十郎がご飯をほとんど食べないので、何をあげてたのか?とか、どうやって食べさせてたのか?どうすれば食べてくれるのか?を模索して連絡を下さいました✨

佐呂間の子達が譲渡されるか、亡くなるまで日本アニマルトラストさまとのお付き合いは続きます。
そんな事も知らずにボランティアしてるのでしょうか…?

保護ボランティアというのは、その子の幸せを見届けるまでは決して譲渡完了とは言えません。

お世話3人組はそのボランティア精神で佐呂間の子達の今後を、日本アニマルトラストさまのお力を借りながら見届けていきたいと思います。

そして、日本アニマルトラストさまから
🎊第一号譲渡犬の連絡が届いた時には
こちらのブログで直ちにご報告したいと思ってます。

残る8頭の捕獲と移送が終わっても、いつか来るその日を待つ為にブログは閉じずに様々な情報発信をしていく予定です。

嬉しいご報告を待つ間は、不定期にはなりますが、何気ない思い出等を載せて行きたいと思っています。


♥業務連絡♥
うっちーにブッチを送って下さった支援者さまへ

3本の内の2本は移送までに食べさせました。
残り1本は、保冷剤に包んで日本アニマルトラストさまへ持参しました。
飼育班の方に、うっちーが食べない時はブッチをトッピングして欲しいと託してきました👍

高価な物をありがとうございました🙇
ナイーブなうっちーは小型犬用犬舎で、1頭管理されてます🏠

うっちー!早く馴染めるようにブッチ食べて頑張れ❣️




🐶フードのご支援をお願いします🐶 

〒093-0592 北海道常呂郡佐呂間町字永代町3-1 

佐呂間町役場 町民課 佐呂間わんず宛

皆様のあたたかいご支援ありがとうございます

 

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