一社サールナートの時代から

ご縁をいただき

長年、交流させていただいている

Rさんのお宅を訪ねて来ました。


転勤族のRさんが、神奈川県の葉山に

家を建てられたのは、数年前のこと。


庭にはバナナの木が生えて

山と海に囲まれた暮らしを

満喫している様子は


ライブ感たっぷりの

イラスト入りお便りで(彼女はイラストレーター)

十分に伝わりました。

だから、
ずっと、訪ねたいと思っていました。

念願叶っての葉山です。

もう嬉しくて嬉しくて!


お互いに、話したいことがてんこ盛り。

葉山に着いてから、ずーっと喋り続けていました。


どこにも行かなくてもいいくらい(笑)


翌日は、あいにくの雨。

Rさんが通う畑も見てみたいし

海も見て帰りたい。

雨を考慮して

「今回は、海にしましょう〜」

と、Rさん。


ところが、バスに乗ったら

「すみませーん!
    乗るバスを間違えました〜。
     このまま行くと畑の方角です💦」

    と、Rさん。

     「きっと畑が
            (何だ、見て帰らんのか〜?)
             って言ってるのよ」

と、

二人で笑いながらバスを降りると

「ちょっと歩きますけど大丈夫ですか?」

と、ズンズン山奥に向かって

進んでいきます。

すると、

山の谷間に、ありました〜!

田んぼと畑がありました!


みなさん、自由に
作りたいものを作って
いる感じです。

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稲架がけした黒米(だったかな?)


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こちらは、蕎麦の実。


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小豆の収穫が終わったRさんの畑。



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みなさんの憩いの場。


ここは、

『上山口寺前谷戸復元プロジェクト』の

活動場所。



荒れ果てた谷戸奥部を

昔ながらの谷戸田環境とその生誕系に

戻していく為に

2009年、生き物好きの有志で

立ち上げられました。


Rさんは、ほとんど毎日のように

40分かけて自転車で通っています。

(それでも近道なんですって)


人間が食べるお米のために

沢から水を引いたりしますが

あくまでも生き物の事を考えた

お米や野菜作りです。

(◯◯がいるから、草を残しておいてね)

という具合です。

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存在感ある竹を組んだドーム型のお家。

三角形の帆布を、何枚も縫い合わせた

テントを被せて

夏の作業は日陰で一休み〜。




ああ〜、畑に来て本当に良かった!

雨だから良かった!!

静かな山の中で

聞いた事もない鳥の鳴き声がしたり

サワガニが歩いていたり

生き物の存在がすぐ近くに

感じられましたから!



名残惜しい葉山から、今度は

隣りの鎌倉に出て

Rさんお気に入りのお店を訪ねました。

中でも、手芸屋さんの

『木木  きぎ』さんはホントに

素敵なお店でした。

ボタン、刺繍糸、布、ラフィアetc、

どれも
人の手のぬくもりが感じられる
モノばかり。

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木木さんで買ったラフィアと糸。





葉山のお宅には

Rさんが大切にしているものが

たくさんありました。



壁一面が本棚になった

ぎっしり詰まった知恵の宝庫、

民芸の器、ペイントしたお手製の

タペストリーや座布団。



庭にはバナナの木が育ち

生ゴミから出たタネでスクスク育つ

サツマイモや葡萄にびわ。

土間があり(新築なんですよ)

高黍が吊るされていて

野良仕事の道具が幾つもあって。



美味しい新米ごはんとお味噌汁

祝島産葉山育ちの里芋と
タコの頭の煮もの

葉山名物しらす干し。

タコのお刺身

サイフォンで淹れた珈琲と
自家製栗の渋皮煮。

(器が、大好きなものばかり!)



毎日、植物と会話しているRさんの

おもてなしに身も心も癒されました。



『寺前谷戸復元プロジェクト』の

活動は、ひょっとしたら

存在すら知らない葉山の

住民もいるかもしれない。




どんな小さな活動でも

誰かが自然を思い

人を思う真心によって

育てられているものがあって

それを享受することで

また広がっていく世界があって。


そこに見えてくる世界を

私は、忘れずに育てて行こう。


知らずに恩恵を受けていることは

沢山ありますね。



葉山に着いた夜

バス停から歩きながら感じた

自然の気配や匂いからくる鼓動は

単に、自然がすぐ近くにあるという

だけではありませんでした。



葉山のRさん

Rさんを通して出会った(まだ実際にはお会いしていなくても)方々に感謝!

ありがとうございます!!!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆