
とうとう失明したらしい。。記憶の奥に僕は棲む。
『わすれてもいいよ。。忘れないから。父さん。』
増血剤と輸血が一晩続いた。血小板が作れないらしい。
「・・・・らしい。。」気持ちは如何程のものか?
末期アルツハイマー症の症状は全て発現したので、手を握って脚をさすって
言葉をかけるより、仕方ない。
来年の春を迎えてくれるといいが、、、、。転院の手続きをした矢先に急変、吐血。
ナースセンターの横の病室にずっと寝たきりの一年は、あっという間に過ぎてしまった。
してあげられることは、もうほとんどない。
世間の世界恐慌だの、景気がどうなど空虚なダンスに興味はない。
僕の時間は止まったままだよ。。目の前の一点に。