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私達や関係者についてはこちらをご参照下さい
「78円の命」という絵本ないし元になった作文をご存知ですか?
私も以前に作文を読んだことがありました。
作文の著者である当時の小学生が野良猫の妊娠、出産、子猫との離別を通して殺処分の実態を知り、その時に感じた戸惑いと悲しみが赤裸々に綴られています。
今でも作文はこちらのサイトで読めます。
野良猫キキは保護されて避妊手術を受けました。
作文の最後にはキキは手術をしてくれた人の飼い猫になったと記されています。
著者である小学生の目線なので、それが事実だったのか、実際にはTNRだったのかは分かりません。
現実は黒い被毛が赤茶ける程、キキは外で数年を過ごし、行き倒れていたところを保護団体に保護されたと言います。
幸い一命を取り留め、1年余りをシェルターで過ごして息を引き取ったようです。
作文の後から保護されるまでの数年をキキがどのように生きたかは知れません。
外での生活は大変だったと思います。
キキの猫生それが全てではなかったかも知れませんが、
作文や絵本によって多くの人がキキから感銘を受けている一方で、実際にはキキが外で必死に生きていたという現実は、なんだかとてもショックでした。
きっと本そのものは本にしたいと願った人達の願い通りこれからも形として残るのでしょう。
だけどその後のキキの生き様はこれからも語られることはないのでしょうか。
これまでもがそうであったように。
私は後日談も伝えてほしいと思います。
作文を発表してから10年
大人になった著者は何を思うのでしょうか