閲覧ありがとうございます。

この記事に書かれている冒頭の事件はとてもよく印象に残っています。
騒ぎが大きくなってからですが、ご家族が「猫は関係ない」と発信されていたのが世相を表しているなと思ったものです。

インターネット、特にSNSが盛んになってからは誰でも情報発信が出来るようになったおかげで情報が氾濫して、誤情報に振り回されることも少なくありません。
たくさんの人の発言が見える化されたことによって、情報の取捨選択をするにあたっても自身の判断力が問われる部分も多いかと思います。

「猫は関係ない」と発言されたのも、0か1か善悪二元論で考える人がいたりするからなんだろうなと思いました。

猫が噛んだせいで死ぬなんて
猫は怖いものだ
猫は悪いものだ

そんな風に考えて、ただでさえ傷心のご家族に猫を処分した方が良いなんて言ってみたり、自分または親しい人が飼っている猫を遺棄したり、そんなことが起きるんだろうなと。
私の完全な想像ではあるんですが、最初に「猫に噛まれて亡くなったらしい」というニュースが出回った時に心配したことです。
そういう声が出たり大きくなったら嫌だなと思って眺めていました。

猫に噛まれるというのはそもそも無い事ではありません。
どんなに人に慣れていようとも、普段噛み癖がない子でも、興奮したり、パニックになったりして、噛んでしまうということはあります。
大切なのは噛まれた後の初動だと思います。
この記事の中にも噛まれたらまず水道水で洗いましょう、と対処が書かれてありましたので以下に抜粋します。
是非目を通してみて下さい。


1. 水道水を流しながら、傷口をよく洗う洗面所で洗い流します。丁寧にじっくりと。貯めた水ではなく、流れている水で洗浄することが大切です。

2. 傷の周りを押し出すように、洗う。さっと洗うのではなく、傷口の辺りの病原体を押し出すようにイメージして傷を洗ってください。抑え込むなどはよくないです。

3. 近くに水道水がない場合は、ペットボトルのミネラルウォーターでもいいので、かけながら洗う。

4. 患部から血が止まらない場合は、洗い流した後に圧迫止血。血が止まらないときは、揉んだりせずに、ひたすら押すことが大切です。

※流れている水で傷口をしっかり洗う(バイ菌を洗い流す)というのは本当に重要で、腫れ具合や治癒期間も変わります。もちろん引っ掻き傷にも有用です。(経験談です)



保護活動をしていると、猫に噛まれた話は仲間内でもよく聞きます。
もちろん私も母も経験済です。
でもそれで死んだ人は今のところ周囲にはいません。
大したこと無かったということももちろんあれば、患部がもの凄く腫れたとか、熱が出たなんていうのはしょっちゅう聞きます。
手酷くやられた場合には皆ちゃんと病院で診療してもらっています。(大体抗生剤が処方されます)

もちろん不幸な例もない訳ではないと思いますが、それがどうしても怖いという人は、そもそも猫を飼ったり、野良猫に近づくべきではないのだと思います。



三毛猫あしあと黒猫あしあとオッドアイ猫

 

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