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何だか微笑ましくて切ないエピソードです。

これまで里親探しとか療養、看取りなどで外で過ごしていた猫達を家の中に入れて来ました。
基本的にどんな子も布団の上で過ごすことを厭うことはありませんでした。

発泡スチロール製のハウスを置けるような場所にいる子達には、冬には毛布を切り分けて作った敷物などを敷いてあげていますが、ハウスを置けないような場所にいる子達はついぞ布団やクッションの心地よさなど知らないままなのでしょうね。

人間にとってだって布団はほっと安らげる場所です。
色んなことを忘れて無防備に眠りにつける場所です。

布団を知らない猫達はどこで眠るのでしょうか。
見てきた限りでは何もない固い土の上で丸くなったり、落ち葉の中に潜り込んで寝ていたりするようです。


家の中で過ごしていようが、外で過ごしていようが、猫にとって布団は好ましいものであり、キャットタワーは魅力的なものなんだと思いますし、実際そうなんでしょう。

そう感じることになんにも差はなくて、外の子達だって家の中にいる子達と何ら変わらないんです。

ただ飼い主という守ってくれる存在がいるかいないか、それだけ。


お金持ちのうちに生まれていれば自分だって贅沢な暮らしが出来た、と誰もが夢想したことがあるように、外で過ごす子達だって、飼い猫だったら美味しいごはんを食べて、温かなベッドで眠ることが当たり前のように与えられていたんです。


地域猫の公園にはきょうだいで捨てられた猫がいました。

片方は拾われて、片方は公園で生涯を過ごしました。

何がこのきょうだいを分けたのだろうと思います。

その時、位置していた場所が違っていたら結果は逆になっていたのでしょうか。



この記事の写真を見て、ただ、微笑ましいね、という感想だけで終わらせないでほしいと感じたものでした。



三毛猫あしあと黒猫あしあとオッドアイ猫

 

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