これって犬種という捉え方に限った話ではないですよね。
傾向というのはもちろんあるとは思いますが、たくさんの猫と接して暮らしていると、個体差も大きいよなと思います。
人を含む他者との距離のとり方
好奇心の大小
活動量
自己主張の強さ
寛容さ
打たれ強さ、弱さ
本当に色んな要素が個々で違いますから、「猫ってこういうものだろう」という先入観や固定観念を持っていると、思ってたのと違ったっていうのは結構ある話だと思います。
うちも銀を迎えた時、オス猫は初めてで、おまけにモモのお転婆さとは比較にならないやんちゃぶりだったので、オス猫ってこんなにメス猫と違うのかと驚いた記憶があります。
母などは顕著で、銀には手を焼きましたから、翌年小鐡を保護した時にはオス猫が増えるのは、と渋ったものです。
でも蓋を開けてみたら小鐡は銀ほどやんちゃではありませんでしたから、オス猫というよりは銀の個性だったんですよね。
猫まんがでも取り上げましたが、打たれ強さ、弱さ、言い方を変えれば図太さ、繊細さも結構違います。
これで言うと私は比較的打たれ強く、弟は打たれ弱かったので、母はよく扱い方の差別化が大変だったと言います。
同じようにしたのにうまくいかない、と。
つまり人間だって同じなんですよね。
同じ親から生まれ、多くの遺伝子を同じくし、同じ環境で育った兄弟でさえ違っちゃうんです。
記事の中でも言及されていましたが、人間だったら簡単に捨てるといった考えには直結しないわけですから、動物だって同じだということを肝に銘じて欲しいと思います。
それに個体差だけでなく、経年で変わることもありますし、突然病気を発症して何もかもが一変することもありますから、やっぱり安易に動物を飼おうというのはやめてほしいと思います。
誰かへのプレゼントなんてもってのほかです。(サプライズはなお悪し)
一生のお付き合いになります。
思ってたのと違う場合は手放したいと考えているうちは、動物をモノ扱いしている証です。