1945年8月6日8時15分
この日、この時間に広島に世界で初めて原子力爆弾が人類の頭上で爆発をした。
一瞬にして放射線被曝により近辺の人が死に、その後すぐに熱線によって太陽の表面よりも高い温度で人が焼け、膨張した空気が爆風となり周囲に広がった。
約14万人がその一瞬の出来事によって死に追いやられることとなった。
続けざまに8月9日には長崎に原子力爆弾が投下された。
日本は8月8日の日ソ不可侵条約の破棄および、ソビエトからの宣戦布告を受け、ソビエトを介しての国体護持を条件とした連合国への講和を諦め、無条件降伏をした。
今から74年も前の話である。
当時のことを知り、現代に正しく伝えられる人は少なくなった。
小中学校の授業では、なぜ日本が戦争をすることになったかは教えてやくれない。
開戦当初の大日本帝国海軍の軍艦保有数も知らない。
そもそも、日本が太平洋戦争でアメリカと戦争をしていた事ばかり教えられるが、その以前から日中戦争が起きていたことも知らぬ人も多いだろう。
何のために特攻を行なったのか誰が教えてくれるのであろう。
メディアも学校も点で切り取った太平洋戦争は教えてくれるも、線としての太平洋戦争は教えてくれない。
だから、多くの日本国民は太平洋戦争とは何かをよく知らない。
当時だってよく知らない国民の世論によって戦争へと向かっていったのにである。
なのに、"平和"という言葉ばかりが使われている。
戦争について何も知らないのに。
辞書によると平和とは以下のように書かれている。
[へいわ]平和
1 戦争や紛争がなく、世の中がおだやかな状態にあること。また、そのさま。「世界の平和を守る」
2 心配やもめごとがなく、おだやかなこと。また、そのさま。「平和な暮らし」
(goo国語辞典)
この国語辞典の意味上、日本は2019年現在において平和と言える。
私自身も今の日本は平和だと思う。
しかし、平和について考える機会が少なくなり、考える材料は減っている今、平和でなくなる日が今再び来てしまうように思えてくる。
まさに今が変曲点であるのである。
平和とは、太平洋戦争をよく知り、国民全員が平和ではない状態とは何かを太平洋戦争から学び、考えることで継続していくのだと思う。
学ぶ意識をなくしては、同じ過ちを繰り返すことになりかねない。
それでは、太平洋戦争で亡くなった人に申し訳が立たない。
明日の平和の為に何を学べば良いかを考えて。
黙祷